自分は、相手に自分の意志を押し付けてしまうことに抵抗がある。最後の選択は相手に任せる。そういう風にしている部分もあるが、そういう傾向がある。
相手が完全に他人であれば、それで問題ない。相手の意思を尊重する必要がある。
しかし、ごく近い相手だったらどうか。家族だったら。夫婦や異性のパートナーだったら。
最近、自分を見ていて、自分はわかりにくい人間なのだろうと思う。蠍のなせるわざか。海王星や木星の仕業か。どちらかというと土や水のサイン、フィックスドサインやミュータブルサインの星が多いからか。
私の一緒に暮らした人々の多くが、たとえば小さいときにデパートの床に転げまわって「~が欲しい!」などと泣き叫ぶようなことをしたことがない。
そして母によると、私自身、小さいころから何か不満なことがあってもじっと黙って我慢してしまうような子供だったらしい。あれは必ずしも躾や模倣じゃないと思うな。そういう性格なのだろうと思う。
わがままな人間というのはわかりやすい。
不快である可能性はある。
やりきれない相手だったりするかもしれない。
たとえば、現実に暴言を吐いて他人を傷つけるような人かもしれない。
突拍子もないことに金をつぎ込んでしまうような手におえない奴かもしれない。
それでも、わがままな人というのは、相手からすると「この人はこのことを要求している。欲している。」ということに関して、あまり考えなくてもいいのだ。それがいいかどうかは別かもしれない。その人はその人でわがままでない人がいいと思っているかもしれない。一概にどれがいいとは言えない。
だけど、相手にしたら、ある意味楽なのだ。
「俺はこれが食べたい」という旦那さんなら、それを作ってあげて両方ハッピーにできるもの。