ヨガナンダの「あるヨギの自叙伝」で、ヨガナンダのお師匠さんのお師匠さんにあたるラヒリ・マハヤサが山中でババジからクリヤ・ヨガの秘伝を受ける場面がある。
ババジはラヒリがかつて豪華な宮殿が見たいと思っていたカルマを解消するために、見事な宮殿をそこに物質化してやる。ラヒリ・マハサヤは豪華な環境のなかで秘伝を受ける。
これは一般的に見ればぶっ飛んだ話なんだけど、誰しも「こうだったらよかったのに・・・」というような、心のわだかまりがある。昔の記憶の中に隠れた小さな感情や願いが眠っている。そして、それが適ったとき、解消したときもそれぞれ存在する。
私も繰り返し見る夢がある。
頻繁に見るわけではないが、時折そういう夢を見て、いつも設定が継続して続いているのだ。20年からずっと、何度も何度もその夢を見ている。
若いときにしそこなったことを、夢の中ではもう一度やっている。現実世界で就職したりすると夢の中で仕事をしているんだけれども、それでもそのことだけは「あ、あれをやらなきゃ」と思ってやり直したり、できなくてなやんだりしている。
ところが、それが終わりに近づいてきた夢を見た。そこで、現実世界でもそれを少しやってみようと思う。何かが変わるに違いない。
※ちなみにババジとは単にお父さんという意味で、占いでババジと呼ばれている別の人がいる。ここでババジは1800年前ぐらいに生まれて若者のような容貌を保っている聖人である。youtubeなんかに載ってるんだからね・・・えらい世の中になったものだ。