運命から逃れるということに対して、習慣はひとつの役割を果たすと思う。
占星術的にある性格、あるいはもっと大きく占い的に、特定の性格というのは、多分あると思う。
たとえば几帳面だとかそうではないとか、きれい好きだとか散らかしてるとかはある。傾向としてある人が経理のような細かい仕事に向いているというようなことは避けようもなくある。
だが、きれい好きではないから、必ず汚くしていなければならないのが、へろへろの字を書かないといけないのか、それはそうとは限らないと思う。
きれいにする習慣を身につければいい。ただ、お母さん、家庭というものはある程度運命的に決まるから、家庭云々までどこまでいえるかわからない。
会社にいるとき、会社の規則や生活習慣がその人を縛る。
たとえば、あいさつをしないといけない。営業目標を達成しなければならない。他人に分かるように書類を作らないといけない。決まった時間に決まった時間だけ電車に乗る。あわよくば、一駅分歩いて健康増進をする。あがり症の人でも他人の前でスピーチしないといけない。車に乗れば帳面に走行距離を記録し、営業日誌に訪問先を書かないといけない。
だが、習慣が会社のものだと意識していないと、辞めたときに反動で自分を失ってしまう。
もし、最初に小遣いを持ったときから必ず現金出納帳をつけていたら。
もし、最初に机を買ってもらったときに勉強や仕事前に机を掃除する習慣をつけたとしたら。
自分自身にいい習慣がないとはいわないが、もしあれこれの習慣があれば、人生は格段に楽になったに違いない。