G20終了しました。大阪の皆さん方は大変でした。安倍さんも大きなお仕事だったろうと思います。
さて、この様子を報道していたNHKが、ワシントンと北京の特派員をスタジオにそろえて、トランプさんと習近平さんの会談の成果について説明をしていた。
まず、ワシントンの特派員が、「~~になったら、ディールです」みたいなことを言った。続いて中国総局の特派員が発言し、「習近平は~~になったらディールです」みたいなことを言った。
これはアカンやろ。「取引」や「交渉成立」「外交上の成果が出たと考えます」ではダメなのか。
トランプさんがBig dealみたいな形で、dealという言葉を使い、それを引き合いに出して日本人も「ビッグ・ディール」だとかなんだとか解説しているのは、なんとかわかるよ。単独で使うな。その上中国総局の人まで「ディールです」とか、習近平がそういったの?
NHKの連中は仕事だからね。ディールぐらいわかれよ、常識だろ、と思ってるのかもしれない。しかし、日本の国民のみんながみんな、テレビにかじりついて朝から晩までニュースをチェックしているわけではないんだ。次々と英語から輸入して語彙を増やして行って、それを聞いている国民の、たとえばおじいちゃん、おばあちゃん、決して教養の程度が低いわけでもなくちゃんど学歴があったり、何年もお仕事で成果を残してきたような皆さん方が、わからないまま聞き過ごしてしまうかもしれない。もしそれを聞き逃さなければ、それに対して政治的な意見を持ったかもしれない。
ニュースの解説中に出てくる、半分以上のカタカナ英語を国民が理解しておらず、それが政治的な態度に反映されるとしたら?NHKの人らって、それが怖いことだとは思わないんだろうか。