ま、こりゃ、失礼な言い方ですよ。女も絶望ぐらいするよ。と、ちょっとお叱りを受けそう。
いや、敢えてこういうテーマを持ち出したのはこういうことです。
なかなか、ある目的のために人生を歩むということは難しい。
それが比較的順調に行く人生はよろしい。
つまり、音楽家になりたかった。そして音楽家になった。音楽家として生涯を過ごした。それなりに評価もされた。OKですよね。
自分の場合は、何かしらいろいろ探してきたが、世間的な成功というものは手に入れていない。実のところ、あれもこれも失敗したというほうが、当たっていると思う。
それで、50某にもなると、こりゃもうダメだな・・・という気分に襲われる。
いやいや、私も絶望しませんよ。きっとうまく行く。なんとかするよ。あれもダメでこれもダメでもきっとうまく行く。もう散々な目にはあった。今更、絶望に身を任せたりするもんですか。
ただ、そういう絶望に襲われると自殺とか自暴自棄を選んでしまう人も沢山いる。
実は大抵の場合、絶望の正体はそんなに大きくない。毎日繰り返し同じことをし、同じ環境に居なければならない。終わりが見えない。ほかの選択肢というものを考えることができない状況にいる。
しかし、占星術的に見れば、3年全く変化のない状況などというのは存在しない。恥じさえかけば、生きていくことはできる。その壁はこころが作っているのだ。乗り越えてしまえば笑って暮らせる。
しかし、女はそういう絶望感が少ないように自分には思える。
「うわぁ・・・どうしよう!」とさんざん悩みながら、朝起きると洗濯をしてみそ汁を作り、掃除をしてから洗濯の終わった衣類を干して、一服茶を飲んでから「絶望」に取り掛かる。
今時は朝から本気で絶望に取り掛かれるスーパーウーマンもいるかもしれないけれども、大抵は、絶望に取り掛かる前に掃除機の一つも引っ張り出している。
これは、とても重要なことだと思う。1日は24時間しかない。幸いにしてあなたが絶望していたとしても、時間は過ぎていく。あるときには「自分は何をあんなに悩んでいたのだろう」という瞬間が来る。だが、比較的その状況に対して女性は強いように思える。
なるほどねぇ。
そして女性は、悩んでいたとしても人に何か、例えば「どうしたの?元気なさそうだね。」とか振られればある程度話をしてしまう、ってのもあるかもしれません。そして大抵の悩みや絶望感は、人に聞いてもらうことで客観視できて冷静になれたりしますよね。
あめさん、こんにちわ。
多分、生まれ持った何かがあるのではないか、と私は思います。個人差はあるでしょうが。