ある人が所謂「叩き売り」について話してくれた。
何かを叩き売りしようとするでしょ。その時立ち止まってくれた一人の人に懸命に商品の説明をするんだって。そうすると、いろんな人が興味を持ってよってくる。だけれども、最初の一人の人が話を聞き終わって立ち去るか商品を買ってくれるまで、ほかの人に話しかけてはいけない。ずっと一人の人を相手に話をするのです。
昔、所謂飛び込み営業をやった。営業成績は年間の販売で評価される。だからいくら売り上げがあるかが評価の対象になる。全く新規のお客さんを取るのは大変で、ずっと通い詰めないといけない。そして売り上げが上がるのは、ひょっとすると何年か後なのだ。
今、自分は自営業の立場なので、どこかに出かければ、自分の好きなように、あんまり大げさに損得を考えずに、土産や贈り物を買うようにしている。
万遍なく営業する、ということは実はできないことだ。逆に一人のお客様と仲良くなって、土産も買っていくし、世間話もできるという関係になると、必ず周りの人がそれを見ていてお客さんは広がっていく。
後で考えれば、だけどなあ。