スターウォーズの最初のやつ、まだ子供だったけどあれは見に行ったんです。最後にハン・ソロがレイア姫から表彰されたよね。共和国軍だけど、レイア姫はお姫様。ハリソンフォード扮するハン・ソロは、少し怪しい商売に従事する粗野な商売人です。一時ルークやレイア姫と決別します。やってらんねえよ。しかし、デス・スター攻略作戦の絶体絶命の場面で現れてダース・ベーダーの宇宙船を吹っ飛ばします。
ハンソロは功績が認められ人々の前で姫から表彰されます。ハンソロはレイア姫に恋心を抱き、それはその後のストーリー展開にも影響します。
思うに「アナと雪の女王」のクリストフの立場に似ている。王女の危機を救った、だけど臭い男。
日本だったらどうだろ。皇居には招かれないかもしれないけど、陛下からお言葉ぐらいは頂けるんじゃないだろうか。でも、普通王宮に招かれて謁見する光栄にあずかるか、栄誉の一つも賜るのではないかな。ところが今回クリストフがもらったのは立派なそりと氷の運搬係の役職。アナのキスはもらったけど、結婚は無理かも?
その場合、クリストフが公爵になるなるとかさ。王女が氷の運搬係のお嫁さんに行きますってのは、ちょっとおかしいだろ。馬子にも衣装で、クリストフを風呂に入れてやって、ちょっと肩に飾りのついた立派な服の一つも着せてやらないといけないんじゃないのか。しかし、物語の最後までクリストフは氷屋の立場が変わらなかった。いやまあ、それも幸せなことなのかもしれないが・・・
それをアメリカ人は違和感なく受け入れられたのだろうか。
いやね。アメリカンドリームというのは、よそから移民でやってきても、努力と才覚次第でいかようにも出世できるということでしょ。いままでのアメリカの話だと、氷屋が氷屋のまんまっておかしいような気がするんだ。
今アメリカでは貧富の差が広がって、その格差を子供の世代でひっくり返すということはとても難しくなっていると思う。日本もそうなりつつあるけど、アメリカのほうがずっとひどいと聞いている。
もうアメリカンドリームなどというのは、過去の話になってしまったのだろうか。アメリカってひょっとして変わったの?