依頼者さんは就職活動をしていて、なかなか決まらず、やりたいと思う仕事に出会えず、だんだん動くことが怖くなってきた。このまま就職も決まらず恋愛もできないのだろうか、と不安になりご依頼をいただいた。
就職活動についてはホラリーで見ることができる。
第10ハウスが職業、第6ハウスが労働になる。依頼者はASCの支配星の火星で示されるので、火星と水星はトライン、土星には月が合、つまり、この方は土星や水星で象徴される職業、あるいは土星や水星に象徴される人物や状況にしたがって、まもなく就職できるだろう、ということになる。
出生図も見てみる。太陽が土星にある。天頂はさそりで、支配星の火星も山羊にある。つまり山羊に象徴されるような仕事が適職なのだろうと考えられる。
土星は山羊の支配星で、農業、不動産、高齢者に関する職業などが該当する。
年運その他を出した結果、大方、この方は今年後半以降うまく行くだろうと私は思っている。恋愛についてもこの後チャンスの時期がある。
ここで思うことは、ほかの方でもそうなのだけれど、ホラリーでこれ、と出たものはなぜか出生図でもでる、ということ。だけど、ざっと土星で農業云々と言ったって、生花店だって土星だし果物屋だって米屋だって土星だろう。仮に米屋だったとしても、営業もいれば経理もいるかもしれない。世の中には十二しか職業がないわけではないのだから、これ、というのが言えるのが、世間的に優れた占い師、ということになるのだろう。