本当は、自分で年表を作りながら、いろいろなことを見ているんです。
たとえば、学生時代(魚1964-1968)となっていて、海王星や水星のアスペクトが集まっている。本人はテニス部・ソフトボール部・ESSに所属していたとなっているのだけれど、色々な芸術的なこと、習い事とか様々な活動にかかわった違いないと思っています。そうでなければ、ピラミッドの上でお茶をたてたりはなさらかったでしょう。
それで、カイロに行かれた年、1971年にASCSQ太陽なんですよね。これは、人生の中でも最悪の時期みたいな暗示なんです。Wikipediaだけ見ていると、アラビア語が国連の公用語になったからカイロに行く、都しか書いてないから、なんという思い切った決断なのだろうということです。だけど、本当は何か他のことも多分あったわけで、こうやって年表を眺めていると、そういうことは漠然と術者にはわかるわけです。ASC9が牡羊にあります。こういう時期、人は何かを打開しようとがむしゃらに努力する時期に当たっているのです。なんで、ASCトライン天王星とか、そういうのじゃないの?なぜ太陽とスクエアなの?
しかし、今出ているニュースをいろいろ見ていると、1968年にお父さんの小池勇二郎さんが、石原慎太郎氏に勧められて衆議院議員選挙に立候補していて、あまりに政治に傾倒しすぎて事業がうまくいかなくなり、債権の差し押さえに人々が押し掛けた、という記事があります。ただ、これが本当はいつの時期なのか具体的なことは書いてない。
そして、さらに情報を見てみると、この小池さんのエジプト留学の後、それまで専業主婦だったお母さんがカイロで日本料理店を開くと言い出しています。
つまり、彼女がエジプトに行くと決意した裏には、お父さんの衆議院選挙の立候補によって、家の事業が危機に瀕して、何か今までと違った新しい起死回生の一発を打たないといけない、という切羽詰まった事情があったのだと思う。
小池さん、すみません。許してください。
占星術をやると他人の人生に土足で踏み込むことになる、というのはこういうことです。自分は小池さんの都知事選は・・・都民じゃないから関係ないけど・・・応援していたし、今までの慣習をぶち壊して突拍子もない、しかし合理的な何かを推し進める人は嫌いじゃないんです。