アナ雪の「生まれて初めて」はギリシャ語では「τα όνειρά μου ζωντανεύουν」(タ・オニラ・ム・ゾンダネヴン 私の夢が本当になる)だし、ぴちぴちピッチの歌の訳をみていても、やたら夢という単語は出てくるので、何かギリシャ人にとっては「夢」というのは大きな役割を果たしているのだろうか?と思ったりする。
「夢見をする」みたいなのがギリシャ語でどういうのだろうと思ってόνειροなんとかというのを検索しているうちにウィキペディアに明晰夢の項目があるのを発見してしまった。
συνειδητό όνειρο シニヂト オニロ
文字通りには「意識されている夢」という意味になる。
これ、PCで見ると、Wikipediaの横にはほかの言語を選べるリンクがあるでしょ。それで日本語をクリックしてみると、大体パソコンの1ページに収まるぐらいの内容しかない。しかし、ギリシャ語の説明はなんかやたらいっぱい書いてあるぞ。
一番下にその他の現象ということで、ψευδής αφύπνιση(プセヴジス・アフィプニシ)という項目がある。平易な言葉でいうと嘘の目覚めということなんだけど、これは経験したことあります。つまり、夢見をした後で、起きたつもりで周囲を見ると本当に寝ているところの場面が見えている。つまり、寝ている部屋に障子があれば障子があり、枕元に本があれば本があるのだけれど、実はそれはまだ眠っていて、誰か別の人がいたり、ポルターガイストまがいのことが起こったりする現象です。
いままで自分は日本語の説明を見たことがありませんでした。やっぱりみな同じように認識しているんだ。そしてそれがちゃんと解説になっているところがいい。
世界の違う言語のところにはまた違う集積がいろいろあるんだろうな。