今更だけど、最近特に思います。
たとえば、電車関係の話題。痴漢なんか。
痴漢はいけませんとか、逆に痴漢冤罪とか、電車内のマナーがどうとか、延々とニュースになったりします。
私は東京でなくて関西でしか生活したことないけど、ラッシュ時にぎゅうぎゅう詰めになった経験はある。
こういう状態で「この人痴漢です!」とか言われたら、どうしようもないですよね。逆に女性の方も本当に狙われてしまったら、こちらもたぶんどうしようもない。そこまででなくても、お互いに楽には動けないほど近くにたくさんのいる状態が通勤時は当たり前なのだと思う。
でも、毎度毎度肩が触れ合うほどの人が乗っているからこういう問題が起こるわけで、ある程度たっている人の間に隙間がある状態なら、逃げることもできるし、第三者が見ていて通報したり証言したりすることもできる。今ほど多分問題にはならない。
話は全然違いますけど、待機児童の問題。保育所に入れない子供がいる。申請するのもあきらめている人もいる。申請すると倍率が高くて入れない。それで保育所を作るというのだけれど、状況が改善すると逆にそこに人が集まって、また足りなくなる。
こういう問題について、海外で先進的な事例があるというようなケースがあります。企業が保育環境を整えましたとか、いろいろ。そういうのを一度アメリカで見たことがあります。
だけど、そういう場所があったにせよ、結局は広いスペースがあるんですよ。
逆に、田舎では保育所や幼稚園や小学校を閉鎖します、云々という話題しかない。トータルの数では多分十分な施設や社会的キャパシティが多分ある。ところが足りないという。そして解決のために保育園を開設したら開設したで、問題は減るどころか増えたりする。満足できる状況が来るのだろうか?
あれもできていない、これも足りない、こういう問題がある・・・というような問題があると、「じゃあそういうものを作ろう」「じゃあこういうことをしよう」みたいなことで、あれやこれやの対策を考える。
でも、実はあれもこれも、単に東京が人が多いだけじゃないかと最近思うんです。