自分が、困難だった時を思い出していた。
人生で困難な時、というのだけれど、それは人によって違うだろうと思う。数百万ほどの借金が重荷になる人もいるし、1億の借金が大して問題にならない人もいるかもしれない。
金のことは問題ないけど、家族のことが困難になる人もいるだろうし、災害のようなことが問題になる人もいるだろう。
あるいは、同時期に同じように災害にあったり、経済的困難や家庭の崩壊などに直面したとしても、人によって全く受け取りが違っていて、ある人は人生最大の困難だと思うかもしれないし、ある人は活発に活動して当たり前のように切り抜けるかもしれない。
それでも、誰でも、人間として困難な時期みたいなのは、あると思うんです。それに概してそういう時期というのは、あれもこれも悪くなります。
それで、ひょっとすると、困難な時は霊的発達みたいな何かのの機会なのではないかな、と思う。
まあ、毎日何か苦しい思いをしているとか、今までの人生で絶対なかった厳しい状況に置かれているときというのは、もしその人がそうする準備があるなら、たとえばいつもなら絶対見ることのないような夢を見たり、いつもなら感じたりすることのないようなことを感じたりするような気がする。
それ、どういったらいいのかなあ。
その困難な時の独特の空気感みたいなのなんです。
ほかの時は、そんなことは考えもしないわけ。まさか自分がこんな立場に置かれるなんて!というときには、何か通常の人生では起きないような何かを経験する機会のような気がします。