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国の祝日

今朝例によってギリシャ語の午後のニュースを聞いていたら、冒頭アナウンサーのラニアさんがこんにちわの挨拶とともに

Χρόνια πολλά (フローニア・ポッラ)

と言った。たくさんの年月、万歳、ということで、これはギリシャ語の「おめでとう」にあたる言葉です。すると10月28日は祝日だったわけだ。何にも知らないよなあ・・・

調べてみると昨日は第二次世界大戦の参戦記念日Επέτειος του Όχιなのだそうです。中立を守っていたギリシャに対してイタリアが通行権を要求したのに対して、当時の首相のメタクサスが「ダメです(Όχι)」と答えて、その1時間後に戦端が開かれた、ということらしい。

 

自分も知らなかったのだけれど、どうやらギリシャには国の祝日というのは4日しかなくて

3月25日 独立記念日

5月1日 メーデー

10月28日 参戦記念日

11月17日 アテネ工科大学の蜂起

ということだそうです。

 

他にも祭日らしい日はあることはあります。それらは多分教会が定める日で、復活祭やそれにまつわる移動祭日、あとクリスマスみたいな固定の祭日です。日本でいうお盆ですかね。

祭り関係のキーワードで検索していると、εορτολόγιο(祭日暦)みたいなのが何件かヒットして、毎日祭りがあります。それは、要するに聖人の記念日、命日の暦で、大体毎日誰かの記念日になっています。今日はアブラハム、メルティニス、アナスタシアなどが記念の日でこうした人にちなんで名づけられた人々の記念の日ということになります。

 

で、それらはそれらでいっぱいあるものの、要するに国の祭日は4日しかないんだ・・・再認識しました。

いいかもなあ。日本では新しい祝日がどんどん増えていて、何の日が何の日だったかよくわからなくなる時があるもの。4日ぐらいだとはっきりしていていいじゃない。

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