そこにいるはずのない人、期待していない人が突然現れるとか、あるいは、やはり期待していないものがそこにたまたまあって役に立つ、という場合、日本語だと
「ちょうどよかった」
だと思う。「ちょうどよかった」だけだとそれが時間的なものを表すということが表現しきれていない。いわばグッド・タイミングだ、ということだけれど、そうしたケースでギリシャ語では
πάνω στην ώρα (パーノ・スティン・オーラ、パーノスティノーラ)
と言っています。ぴちぴちピッチなんかにも何回か出てくるんだけど、たとえばぴちぴちピッチピュアの29話。
あるはずのないボーリングの玉がたまたまそこにあって、分裂した敵のランファをボーリングで倒す、というところです。
では元の日本語でなんと言っているのかと思って聞いてみると「こんなところにいいものが・・・ニヤリ」と言っています。
もちろん、日本語のほうがさきにあったわけだけれど、実はπάνω στην ώραにぴったりの表現というのは日本語にないのかも。