8年前、ドイツ大会ではホロスコープでの試合結果の予想というのは結構やった記憶があります。あのときは、スペインが試合をしていて、ただ単にホロスコープというだけではなく「あっ、これはこっちが勝つ」というような予感がした。
さてそのドイツ大会ではタコのパウル君が次々と試合の結果を予測してことごとくその予想は当たった。それは2つの国旗の描いた箱と餌を用意して、パウル君がどちらの餌を取りに行くか、という簡単な仕組みだった。
ところが今回は北海道で水揚げされたミズダコのラビオ君が、2つの国旗と何も書いてない引き分けの箱が用意されたたらいの中で箱を選ぶという形で予知をしている。
このやり方で第1戦と第2戦を見事に当てた。
昨日はポーランド戦はラビオ君はポーランドを選び、テレビ局のレポーターはがっかりしていたわけだが・・・果たしてポーランドが勝った。
おい、タコの前にゃ占い師の出番はねえよな・・・
なぜ?というと全くわからないわけですよ。こういうことがあると「タコは赤い色が好きなのだ」などとしたり顔で説明する人が出てくるが、もしそうなら、セネガルと日本で引き分けを選ばないはずである。
タコは頭がいいというのは分かってはいるが、仮にそうだとしてもなぜサッカーの勝敗までわかるものなのだろう?
で、「なぜ」ということは置いておいて、仮にタコがサッカーの勝敗を当てる能力があると仮定して話を前に進めよう。
本当はここではサッカーの試合がどちらが勝つかを当てるだけではなく、何か人間の期待を読み取る能力も必要になるはずである。タコにとって国旗がなんだとかわかるはずがない。国旗を並べた箱を用意されたときに、「俺をこのような目に合わせたやつは、何か遠い国のことを考えていて、そいつらとの戦いのことを考えている。何か知らないがこの緑や赤の四角いもののほうにいくのは、彼らにとっては何かの意味がある」云々ということも感じ取らなければならない。そのうえで何らかの予知能力を行使し、その予知の結果が人間の期待に沿うものだと感じ取っている。さらにその行動がタコ自身に利益をもたらすものになるということなのだろう。
そして、その予知能力自体も、実は人間が持っている何かを感じ取るということかもしれないとも思う。タコ自体にとって、ポーランドがどうとか、ゴールを決めるがどうとか、何の関係もない。しかし、人間の通常の意識ではない潜在意識には何かそれを感じ取る能力があって、人間自身も試合の結果はすでに潜在意識で漠然と知っている。タコはそちらを通路にして未来を読み取っているのかもしれない。
では、仮にそうだとすると、なぜタコはそんな能力を持っているのだろう?
たとえば自然界でタコは天敵に対してその能力を行使しているのかもしれない。ミズダコを食べるというとかなり大型の捕食動物ということになる。サメ、イルカ、トドといったものだ。仮にイルカが近くにいるとなったときに、ミズダコはイルカの期待と潜在意識を読み取って「イルカのやつは腹が減ってるな。北東の方角へ移動すればやつらはいずれイワシの群れに遭遇する。そうすれば俺は助かるかもしれん。イルカのやつも、俺を食う前にとりあえず俺の行動を見ておけば、何かいい目を見ることができると学習するかもしれん」と思っているのかもしれない。
こんな仮設で研究したら、ひょっとしたら自然界でのすごい動きみたいなものがわかるんじゃないかな。
それに、自分としてはラビオ君は海に放してやってほしいと思う。彼の予知のおかげで人間様はずいぶん儲けさせてもらったじゃないか。タコにしてみれば「ここまで利用しといて食うのかよ・・・」と思っているに違いない。
こんにちは。
たこのラビオ君は初代と二代といましたね。
三試合連続予想を的中したのは初代のラビオ君ですね。
その初代ラビオ君は・・・日本ベルギー戦が始まるころには茹でダコにされました。
日本ベルギー戦を予想したのは二代ラビオ君ですが、予想を外しました。
二代ラビオ君もこの先は初代ラビオ君と同じように・・・。
初代ラビオ君がもし日本ベルギー戦を占っていれば、違った予想結果になっていたかもしれないですね。
タカコさん、こんにちわ。
この件については、記事にしたいと思います。