ここのところ、毎日毎日ギリシャのニュースはマティの火災のことです。しばらく通常のニュースもなかったのだけれど、今日久しぶりに各地域でのニュースみたいなコーナーも放映しました。
マティはアッティカ半島の、ちょうどアテネの反対側にある町です。本当は全く同時にキネータという町でも山火事があって被害が出たのですが、これはこの地図に入らない、アテネのずっと東の方にある町です。
現在のところ結局マティの火災では92人が亡くなりました。
火が燃えている間はそれはそれでニュースはひっきりなしにあるわけですけど、今度はツィプラス首相の政治的責任だとか、実際に警察や消防の関係者が辞任をしたとか、避難の方法がどうだったとか、焼失したエリアに無許可で住居を建築してしまうのはどうだとか、様々なニュースが続いています。
ブルドーザやパワーショベルで焼け焦げた車を移動するところなどが映ります。災害の大きさを感じます。
もっとも消失したエリアに勝手に建築する云々というのは、日本とだいぶ様相が違うかもしれない。日本でよく出る、体育館に毛布が敷いてあって、いろんな世帯の人が避難している場所にレポーターが行ったりするようなシーンは、自分は見てないです。あれ、ひょっとして日本でしかできない避難なんだろうか。
ただ、ニュースを見ていて思うのは、今年はギリシャと日本は何か似ている。日本の大きな災害は豪雨災害でギリシャは火事だった。だけど、異常な高温とか、多量の雨とか、大きな災害とか、何かシンクロしているような気はします。