緊急事態宣言も一段落した。また継続している都道府県もあるが。それでも、毎日毎日新型コロナウイルスの話題で、今後もこの病気に付き合っていく必要がある。
この対策で、日本が持っている問題点、いままでも問題点や改善点が指摘されていたにもかかわらず、出来ていなかった点があぶりだされたように思う。
テレワーク。外部から遠隔で仕事をする。できるはずじゃないですか。しかし、日本はハンコの文化がある。市役所の書類はどれもハンコを押さなければならない・・・給付金も?給付金もそうなのです。それで結局外国並みにテレワークができる環境ができていない。
教育もそうだろう。パソコンで教育をできるはずじゃないか。自治会は?自治会だってできるでしょ。北欧とかみんな各家庭にパソコンと回線が行き届いていて、インターネットでほとんどの申請ができる。
マイナンバーカード。ここで申請できると政府は打ち出したが、今年はマイナンバーカードが発行されて5年目で、皆証明書の更新に市役所に行かないといけない。パスワードは4つある。なぜ4つも?パスワード忘れの人が市役所に殺到している。オンラインで申請すると、実は2階も3回も申請できてしまう。そしてその内容が正しいかどうかは、市役所の人が一つ一つ手作業と電話で確認しなければならない。そして、それらの手続きで国の回線がパンクしてしまって一つの手続きで1時間も2時間もかかったりする。一言で言えば使えないのだ。
東京だけ切り離せるかというのが議論になっている。
首都を移転してしまっていればよかったのだ。経済の中心は東京。だが、国会議事堂は軽井沢に作ればよかった。NHKは新潟でどうですか。新幹線だって、大阪から金沢、富山に行くようにすればよかった。病気がどこに潜んでいるかわからない東京を経由しなければ何もできない。東京を通らなくても、大阪や名古屋から新幹線が北陸や北日本に抜けられるように作っておけばよかった。
首都移転の話、また地方分権で道州制にしたらいいというような話は今まで出ていた。今回の大阪の成功は、明らかに大阪都構想の下地があって、大阪府と大阪市の協力体制が出来ていればこそだ。結局何もできていなかった。
今回コロナウイルスなんだけれど、これで終わりかどうかわからないじゃないですか。富士山が爆発して、東京が火山灰に埋もれたらどうします?
それで、今回のことはいい機会なのだと思うんです。今の時期、必然的にこれしかないというところを追いかけていけば、結構色々なものが変えられるんじゃないですか。