昨日は立正大湘南高校のサッカー部で集団感染が起き、また今まで感染者のいなかった県西部の益田市にも感染者が出たということで、島根県内92人の感染者が確認された。

ヤッホー！ド田舎の島根県で大都会並みの感染者数じゃないですか。もっとも東京の人口比でいうと一日に1500人ぐらい感染したことになります。

さて、私たちの周辺でも軒並みイベントが中止になっています。8月6日の大東七夕も中止、地域の出店が出るような秋のイベントも中止、運動会も中止、本当に何もありません。

昨日はたまたま地域で、子供向けのイベント、川の役割や川に住む生き物のお勉強ということで、最後にアユのつかみ取りをするというイベントが行われました。自分は自治会の役が回ってきて、お手伝いに駆り出され、つかみ取りをする池の設営とか、水汲みとかの作業をしました。まだオムツみたいな小さな子供たちが網をもってやってくるわけですよ。

そのときに、一緒に作業をしている人と、当然のようにコロナウイルスについての話題も出て、こんな話を耳にしました。

最初松江の夜のお店で島根県初めての感染が出た時に、村田製作所の社員さんの一人がその店に行っていて感染が確認されました。そのときには出雲の村田製作所の該当のフロア全員がPCR検査を行うことになり、さらに出雲のどこかのご家庭でも感染が確認されるということになりました。ここまでは自分も知っていたのだけれど、話によると、この社員さんは結局会社をおやめになったそうです。

次に、東京の劇場で集団感染が起こったとき、島根県立大学の学生さんが東京に行って観劇し、帰ってきてから新型コロナウイルス陽性が確認されました。この学生さんも住んでいるところを引き払い、大学は退学せざるを得なかったとか。

自分はこれは他人から聞いただけなので、真偽を確認してはいませんが、多分そうなのでしょう。

これは違うんじゃないかなあ。

確かに二人とも責められる点がなかったとも言い切れない。
一人は、平時にはいちいち言う必要もなかったのでしょうけれど、そういうお店に行っていたということが明るみになってしまった。それにこういう時期に行くなよ、ということもあったかもしれない。
一人は、東京に行った。わざわざこの時期に東京くんだりまで観劇に行くなよ、ということですよね。

だけど、そんなダメなことですか。会社を辞めたり、大学を辞めたりするようなことですかね。観劇に行った子だって、それは大事な何かだったからこそ、わざわざ東京まで行ったわけでしょ。

田舎だねえ、島根県は。こういうところがド田舎。帰ってきたら「来るな」という紙を投げ込まれるのもド田舎だけど、ニュースにならなくてもこういうことがあるのはド田舎です。

そこは、無事に何週間か乗り切って陰性になったのなら、優しく迎えてあげましょうよ。