最近、この「とは思います」という言い回しをよく聞きます。
この「は」は、多くの場合否定文に使われます。
「私は宇宙人がいるとは思いません。」
もともとは、大抵の場合ですが、肯定文には使われなかった表現です。
通常なら肯定文では「私は宇宙人がいると思います。」と言います。「私は宇宙人がいるとは思います。」とは言いません。
もし、肯定文で「は」をつけるとするなら、前後でそれに対する否定的な意見を重ねる場合、それより例えば一般的な意見とか大きな意見を述べて、この肯定文がその前提に反する場合です。
「まだ、宇宙人を見たという人に会ったことはありません。ただ、私は宇宙人がいるとは思います。」
「宇宙人はいるとは思います。ただ地球にやってくるのは相当の困難があるから無理ではないでしょうか。」
ところが、最近の多くの人は肯定文中でこの「とは思います」を多用します。
聞いててどうもおかしい。なぜこういう言い回しをするのか。
恐らくこの「は」を使う気持ちというのは、「私はこうだとは思います。が、ひょっとすると皆さんの中にはお認めにならないかたもおいでになるかもしれませんし、間違っているかもしれません。私はこの発言には責任を持ちませんよ。私を責めないでください。」的な、他者からの反論などに対する防御線を張っているんだと思う。
「君たちの同調圧力にはプレッシャーを感じています。私はいつでもトンずらしますよ。」ってことでしょ。
これ、やめましょうよ。「こうです!」と言ってしまうようにしましょうよ。
法定に証人で呼ばれて「私は犯人を見たとは思います」みたいなことを言われたら、「いや、それでなんなの?」ということになりません?「私は犯人を見ました。」でいいじゃないですか。
私の言葉遣いが不快にさせてしまったのだと思いますが、何も、こんな記事にして指摘することもないじゃないですか。
ご不満なら、例の記事の返信コメントにお書きになって、私に直接、「そういう言葉遣いは不快なのでやめてください」とご指摘くださればいいじゃないですか。
わざわざ記事にして、「こんな人、いるよね、嫌だよね」と、晒し者にするかのように書かれたら傷つきますし、正直、ショックでした。
私は先生のことも、先生のブログのこともすごく好きで、自分なりに気を使って、文章を書いたつもりでした。
それが、内心では、そんな風に思われてるんだと知って、ショックでしたし、悪意をもって、先生を貶めてやろうとか、そんな風に思って書いた文章ではないのに、結果的に、先生に嫌われるような文章になっていたと知って、結構落ち込みました。
Aさん、こんにちわ。
今回の記事に関しては、当方にご連絡のあった特定の誰かを指しているつもりはございません。
ご指摘をいただきましたので、改めて調べましたが、Aさんのコメントにそういう言い回しがあるということは、見つけることはできませんでした。
実例をあげようと思ってNHKさんが大谷翔平さんにしたインタビューをあげようと思ったのですが、探し当てることができませんでした。
そう言う言い回しをされる方が、よくおいでになるというのは本当です。
心当たりのある方はご不快に思われたかもしれません。
重ねて申しますが、Aさんのことではありませんが、そういうことでご不快に感じられたら、その点は申し訳ありません。