国立大学の授業料については、無料の国が多い。ヨーロッパなどの多くの国が無料だ。しかし、日本より授業料が高い国もあるにはある。たとえばアメリカがそうだ。

ところがアメリカやイギリスなど授業料が高い多くの国でも、給付金型の奨学金が完備されている。成績が良い学生は、高い授業料を払う一方で、無料の支援を受けられる可能性が高いわけだ。

ところが日本には、貸与型の奨学金しかなく、そのほとんどは利息を取る。簡単に言えば奨学金ではなくて、ローンしかない。卒業しても利子をつけて返さなければならない。ただ単に数百万円の借金を抱えて社会に出るに過ぎない。

一つの問題点は、個別の問題としては、これはわかっているのです。日本はアメリカ・イギリス型の教育方法で、授業料は高い。一方奨学金は給付型はない。日本人は子供を作るのをためらう。結果的に教育費はEU諸国やアメリカと比べてもべらぼうに高いからだ。しかし、それほど高くして、そのお金はどこへ行っているのか、だ。

今の日本は、ほんと、おかしいんですよ。農業の問題はここでも過去にいろいろ取り上げてきている。コメを1万円で買い取るだけで、人口減少対策も過疎対策もできる。でも、絶対やらない。岸田さんは輪をかけて変な人だ。外づらは良くて、あちこちにやたら支援をすると約束するのに、国民のためになるようなことは絶対やらない。