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不幸な事故・事件は生まれ持った星によって起きるのか (5)

ええっと、この絵は前に書きましたよね。似たようなやつを。

グルジェフは人間の未来を決めるのは、偶然と運命と意志だ、と言った。通常の人間は偶然しか持つことはできない・・・そういう言い方をするのは彼の特有の言い方ではあるが・・・と言った。運命は惑星の影響を受けるに値する人間の別の体、アストラル体、を持った人にだけ関係する。人間は偶然の法則に影響される機械に過ぎない。機械は運命を持つことはできない、と彼は言った。

そして、その別の体を持つということを「結晶化」という言葉で表現した。誰しも、アストラル体に相当する何かを持って入るのだが、それは通常はその人自身のものにはなっておらず、肉体の消滅ともに分解してしまう。だが、つよい感情的な軋轢を経験することによって、混ぜ合わせた金属の粉が高い熱で溶けあって固い物質になるように、人間の中で結晶化するのだ、というような表現をした。

いずれ、どんな人を見たとしても、占星術でそれなりの運命や人生の流れを見ることはできると占星術師はわかっている。グルジェフは注目してほしい点を強調するために、わざと言葉を選んで表現するということがあった。上の物質はないわけではないのです。

 

我々は、自分たちの周りには三次元の空間が広がっていて、はるか彼方に木星があって、その木星が我々に影響している、という風に考えがちである。

だが、ホロスコープを作って木星を盤に書き入れた時、その木星は何か遠いところにある木星ではなく、あなたという断面を通してみた木星である。木星はあなたのうちにある。そして、あなたは決まった道筋を宇宙的な流れに従って、流れていくことになる。

 

ある瞬間に、ある人は、どこそこにある木星の影響を受けて行動し、ある人はどこそこにある火星の影響を受けて行動する。完全に運命の流れを排除することはできない。何かの大きな影響は必ず受けなければならない。それは、その惑星の影響に共振する何かが、我々の中にあるからだ。

ということは、その何かを変えさえすれば、我々のうちにある共振する物質を変えさえすれば、違う影響を選び取る、違う運命に入る、ということができるのかもしれない。

 

で、この詳細について、自分は詳しく知っているなどというつもりは毛頭ない。だけど、あらゆる魔法とか宗教で行われる神秘的な術や儀式などは、こうした事実の上に立脚していると自分は受け止めている。聖なるもの、金や水晶や瑠璃やヒスイと言ったものが珍重されてきたこと、呪いに使う藁人形や蝋人形(蝋人形の場合にはもともと土星の位置の規定があるらしい)、ミサンガのようなもの、こうしたものも、あながち根拠のないものではないと思う。

そして、それ以上に、不屈の意志というものは有効であると思う。もう、これしかないという人生でたった一つしかない重要なことに向かって邁進する決意。それは、私たちの内側にそうした物質を作り出すかもしれない。

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