毎日毎日、金正男氏の暗殺のニュースだ。今更自分みたいな素人が何か言っても仕方ないかもしれないが、でもどうかなと思うので書いてみる。
拉致被害者家族会が、早々と「金正男氏の暗殺は拉致被害者の問題と関係ない。切り離して解決を。」というメッセージを出した。
拉致被害者家族会は、文字通りその家族の方に早く会いたい。
でも、日本人の拉致と、金正男氏の暗殺と、やってることの本質は同じだと思う。国ぐるみで計画をし、組織的にそれを実行する。それがいかに常識から外れていようと関係なしだ。日本人以外なら、自分の家族でないなら、あなたの国の作戦でいかなる猛毒を使ったテロをしようが、我々は関係ない・・・それでいいのだろうか。
日本には、3万人の北朝鮮人、国籍が韓国の人と合わせると50万人の在日朝鮮人がいる。そして、拉致事件の時には、そうした在日の人々も一定の役割を果たした。今でも朝鮮学校には将軍様の写真が飾られ、北朝鮮の思想が良いという教育が行われている。その、現在当然の権利を与えられて日本に居住している人が、実は本国に重要な情報を送っていたり、次の計画を練っているかもしれない。
今回、国際条約で禁じられたVXという毒が使われた。何かの計画で日本でそれをしようと思ったら、多分簡単なことだ。漁船で遭難したことか何かにして、国内の同士諸君に将軍様の命令だと言ってそれを渡せばいいのである。
やっぱりそれではダメだと自分は思います。ダメなことはダメだ、といわないと。次たとえば、日本海側で不思議な死に方をする人がたくさん出てきた・・・とかなんとかになってはいけない。できるよね、柏崎原発の関係者が次々謎の死を遂げるとか。
今回の関連報道でびっくりしたことはもう一つある。北朝鮮の外交のトップ級の人が韓国に亡命したが、本国からもらっていた給料は10万円なかったというのだ。そしてさらに彼らは本国に対する上納金、外貨獲得を命じられていた。
そう考えると、日本のパチンコの金などというのは、一時期より減ったとはいえ、北朝鮮にとってはとんでもない資金源になっているはずなのです。彼らは優秀な外交官に10万出せない国なんだもの。
日本という国が、自分たちの利益に関係なければ、毒ガスを持とうがテロを起こそうが関係ないという態度をとるならば、北朝鮮は次は第三国で何かをたくらむときに日本を利用しようと考えるだろう。今までもそうだった。資金は日本で調達。パスポートは日本人として取得。どうせ日本国内に工作員は山ほどいる。
何かあったところで日本は攻めてこないと分かっている。アメリカ中心部の片田舎から、家族と離れ長い旅路を経てやってくる疲れた兵隊さんたちが、自由に動けないように日本人を装って反対運動をしておけばよい。
それでいいんだろうか。自分は日本は今回のことに対して「NO」というべきだと思う。