このシリーズ、長くなっちゃいますね。
運命というのが、人間より大きな世界との関係から決まっているとするなら、運命自体を変えることはできないはずですよね。たとえば運命が木星に左右されている、ということになった場合、じゃ木星さん、しばらく止まっててよ、ということは無理だ。
人間は、多くのレベルで構成されていて、物質的な影響に反応することもあるし、家系に影響されることもあるかもしれないし、崇高な目的に触れてそれが一生を支配することになる可能性もある。運命というのは、あるレベルで人間が受け取ることの出来るスパンの長い流れであって、それ自体を取り除くことはできないと私は考えています。
それに対して人間が出来ることは、基本的には人間的な成長、存在の変化を伴うことだと思います。
つまり、いま災害にあいました、いまお金が足りません、何とかしてください、というのではなくて、自分自身が変わっていくということ。例えば信仰などのように変わらないものが自分の中に形成されること。
人間の内なる資質、物質、原因、こういうものが外部のどういう影響を受け取るかを決めます。
心を持つ人は、心を受け取ります。
知識を持つ人は知識を受け取ります。
神を持つ人は神を受け取ります。
自分の中の火星が火星を受け取り、自分の中の木星が木星を受け取ります。
金を持つ人は金を受け取り、地位を持つ人は地位を受け取ります。
現実的には、かなり未来は決まっていて、自分に予定されている未来の出来事を変えるということは相当難しいことだろうと思います。自分にとってひとつの大事な宝物を掘り起こすこと、自分を信じること、水垢やごみをきれいに掃除して心身の流れをきれいにすること、人生の大きな仕事が必要になると思います。(ごめんなさい、まだ続きます、多分・・・)