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運命は変えられるか (5)

この機会に多くの人が運命について疑問に思っていることをまとめて書いていきたい。最終日のご依頼などもあるのだけれど、ブログの内容はきちんと発表したい。

 

一体、いつから運命は始まるのだろうか。

 

ご存知のように、ホロスコープは生まれた瞬間の星の位置・見え方というのを図にしたものだ。だから、生れ落ちたときにその運命がその個体に刻印される、星がその人に影響する、みたいに仰る方もある。

そうすると、星が影響するなら、出生時というのは当然おかしいのではないか、という説が出てくる。受精のとき・受胎のときに生命・意識は始まる。星が何かを影響する、刻印するならそのときではないか?

しかし、実際には受精時など特定することは難しい。子供の立場にしてみれば、何月何日にお父ちゃんとお母ちゃんが一緒に布団に入って云々などということは、普通わかりようがない。

それに、現実問題として占星術は出生時を元にあれはこうなる、これはああなると占断して、そして大方その通りになる。

 

私自身はこう考えている。

 

運命は、何らかの仕方で誕生以前、私という個体が発生する以前に始まっている。

誕生そのものが、運命的にそのときを選んで生まれてくる。

 

ホロスコープに限らず、およその象徴体系というものは、大きな宇宙にも小さな宇宙にもひとつの法則が当てはまる、という考え方をするものだ。ひとつのホロスコープは宇宙をも表し、個人をも表し、出来事をも表す、と考えるべきと思う。金太郎飴のように、世界をどこで切っても、ホロスコープが出てくる。

 

物理的な時空を伝って、木星なら木星とか、天王星なら天王星とかが個体に影響する、という考え方をするのはとても無理がある。影響はしているとしても、ある意味その木星や天王星は個体や出来事の中にある、と考えるべきと思う。

 

ご存知の方も多いと思うが、比較的地球に近い天体である太陽であっても、地球に光が届くまでに8分ほどの時間がかかる。だから、普通に考えると、太陽は今見える位置にあるわけではなく、8分だけ進んだ先の位置にあることになる。

だが、「私」というものを考えた場合、「8分だけ進んだ先の位置にある」ことを確認する方法はない。後から類推することはできる。確認はできない。私には今とここしか存在しない。その私にとって常にあそこにある太陽が太陽である。

 

だから、必ず太陽は私の太陽、火星は私の火星と思う。

 

大きな人間を超える法則があって、その中で何かが形を取って個体が生まれる。そうすると、生まれる前の運命を決定するものは何か。前世か。祖先か。

そこは私はわからない。だけれども、明らかにホロスコープは親子に関連が見られるし、家系の癖みたいなものはあると思っている。

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