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子供に加担させるな!

ガレキ受け入れ。食品の放射性物質について。福島県の除染や復興について。

こういうことに対して、未成年を利用してはいけないと私は思う。

 

いや、さっき杉並区の学校の生徒がガレキ受け入れについて話し合ったことをNHKが放映していた。ダメだと思う。

 

なぜかというと放射能の被害というのは、不明確なことがとても多い問題であり、その被害を真っ先に子供が受けると考えられる。にも拘らず、子供はその恐怖やリスクを知らないまま議論をするからだ。

 

子供や若者の多くが東日本大震災に心を痛めている。純粋な心持の彼らは、福島の除染が必要だといえば自分たちも行って少しでも協力しようと考える。そして、善良な人間ほど自らリスクをかぶろうとする。しかし、子供には、そして今から子供を作る若者には、大人に比べて放射能ははるかに危険なものなのだ。

 

そして、その危険であるという情報について何のデータもない状態で彼らは議論をすることになる。そこに大きなうそがある。

 

これ、私ははっきりわかりますよ。小学校のときディベートをやったもの。

 

私の地域も原発から遠くない。小学校、およそ40年前というのは新しく原発がいろいろ出来つつあり、まだその安全性が問題視された時期です。そして当時私は原発賛成の側の意見をいう側にいました。

危険だ。いや安全だ。放射能が漏れたらどうなるか。そういう議論が続いた後、私が「しかし、放射能が漏れてもたいしたことはないのではないか」といったら、反対していた人が「いや、それなら・・・」と意見を翻しそうになって、そこで先生が止めた。「漏れると大変危険です。」

 

だが、ここにこそ、この問題の味噌がある。

当時原発の放射能が漏れるとどのような被害が出るのか、現実に思い描いていた人はいなかった。データもないし経験もなかった。

 

今福島第一原発事故が起こって思うのだが、まさに私が当時言っていたことをもう少し立派な文句でもって電力会社がそのまま言っている。

 

ガレキを受け入れて、いままでなかったところに人体には「直ちに影響のない」程度の放射能が運び込まれるとどうなるのか、誰も知らない。

だが、本当は、それで人間が直ちに倒れなくても、シイタケが汚染されてもダメだし、お茶が汚染されてもいけないし、蛙がいなくなってもダメだし、ほかの何も影響がなかったとしても宍道湖のシジミだけ取れなくなったりしてもダメなのだ。

あるいは、焼却して煙はフィルターを通し、残った灰は何かの容器に入れて、どこかの決まった土地に埋め立てするから大丈夫だといったところで、何かの間違い、竜巻とか軽トラックとぶつかるとかで、その灰を積んだトラックがひっくり返って、マンションに飛び散るとか、そういうことないとは言えない。原発事故が起こったときに「これは想定外だ」と政府や電力会社は言った。同じことをガレキに対してやろうとしているとしか思えない。

 

誰もやってみたことがないのだからそれを受け入れたときに何がどうなるのか誰もわからないのだ。

 

にも拘らず、若者にそのことを議論させようとする。子供にリスクを負わせるような態度がどうも気に入らない。中学生が議論しただって?保護者が議論すれば、子供の健康を考えて反対する人が多いに決まっているではないか。

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