失せもの占いをするにあたって、色についての意味合いがあるということは、とてもいい。
場所というようなものを考えた時に、思考的にはいろいろ羅列して推理していくわけです。
第3ハウスだから車のなかや友達の家。牡羊だから荒れ地や砂地。水のサインが出てくれば、池か海かシンクなどの場所。
しかし、たとえば山羊・土星、ということになった時に、なるほど実家とか職場という象意もあるのだけれど、「暗い場所」「黒」「緑」ということになったときに、奥座敷の暗い緑の畳の縁とか、月ということになったときにそうした暗い場所の一角にぼわーんと浮かぶ白いもの、書類か真珠かカバンかしらないけれども、そうしたものだと思うと、味気ない思考の範囲で進んでいた推測の中に、本当は正しくないのかもしれないけれども、リアリティが出てくる。
本当は何か霊感みたいなものがあって、一発でそういう景色が浮かんで来ればいいのだけれど、修行が足りませんのでなかなかそうはいきません。でも、そういう色味があることによって、想像が膨らみます。
そして、まあまあ、そういうところから探しているものが出てくるのが面白い。