先日有名人の結婚の話題を取り上げた。できちゃった結婚には、どうも否定的な意見が多いようだ。いったい避妊という概念があるのか、と責める声もある。一方で金を渡して堕ろさせた某有名人みたいなのに比べればずっといい、責任を取ったのだし、とにもかくにも祝福しようという声もある。
どうなのだろう。デキ婚をしないということは中絶するということなのだろうか。
たとえば、デキ婚が少ない県では、中絶が多かったりするのだろうか。
実は、都道府県別のデキ婚率や中絶数のデータがあるのである。
デキ婚率http://todo-ran.com/t/kiji/14304
1万人あたりの中絶数http://todo-ran.com/t/kiji/14982
この二つの相関グラフを作ってみた。
一概に言えない部分もあるものの、予想とは違って、実はデキ婚が多い県は中絶数も多かった。
そして、都市部にはデキ婚も中絶も割と少ないのである。田舎は概してデキ婚も中絶率も高い。
よく見ると、田舎はデキ婚が多いというのはほぼその通りの傾向なのだけれども、中絶については田舎や都市部でも多少ばらつきがある。
おろす、というのは地域性もあるだろう。また経済的な問題もあるのだろう。しかし、概して正の相関を示しているということは
1.田舎は節操なくSEXしており、都会はきちんと避妊している。
2.都会の若者はあまりSEXできない。
のいずれかではないかということでいいのだろうか。
だが、私は都会だけきちんと避妊しているとは思えないのである。ということは、都会ではあまりSEXできないということのほうが必然性がありそうに思える。
都会でデートするのは、確かに金がかかる。ホテル代、食事代、ドライブでもすれば駐車料金にガソリン代に高速料金、遊びに行くところにいちいち入場料がいる。住宅事情も親の目を盗んでSEXするにはあまりよくない。田舎は金を払わずに行けるところも多いし、住宅も結構広い。
肉食系だの草食系だのというのは、爺婆が勝手につけた名前で、要するに都会の若者は恋愛できる環境が十分に与えられていないのではないか?