東京オリンピックのエンブレムがベルギーの劇場のロゴに似ているというので、ベルギーの劇場は裁判に訴えた。この問題だけ考えると、たまたま似ていたのではないかとも思えるが、このデザイナーの佐野研二郎という人間にはそのほかにも次々と他のデザインをぱくった証拠が出てきている。
サントリーのトートバックのプレゼントで、社は佐野氏のデザインだということを歌って大々的に宣伝したものの、そのうちのいくつかがパクリだとわかって、佐野氏側がいくつかのデザインを取り下げた。
ところが、今サントリーのページに残っているものの、まだパクリの跡があるというのだ。私もWebで見られる内容から「パクって」いるので、ご興味のある方は検索してほしい。
まず取り下げたデザインの一つに小鳥が麦わらをくわえているデザインがある。
この鳥は、100均で売られているメッセージカードのデザインをそのままぱくったもので、麦わらも本当はライセンス条項のはっきりしているウェブ上のデザインをそのまま持ってきたものだ。
次に、現在もサントリーのキャンペーン商品に残っているものである。
ウェブ上の指摘によると、この波の部分が、Lim Hen Sweeという人のデザインと全く同じ部分があるという。
ただ自分はこう思うのです。ま、たとえばそのほかのデザイナーさんにインスパイアされるというのか、オマージュするというのか、そういうことがあったとしても、この7列の波を書くぐらい、手で描くことができないのだろうか。
上の小鳥も同じ。自分は美大は出てないけど、もし仮に鳥が麦わらを加えているデザインがいいと、まあ、そこは誰かの作品に着想を得るとか、そうしたいと思ったとしたら、まあ自分でそれは描きます。悪いけど、描けるよ、それぐらい。手で描くか、ソフトがあればフォトショップやイラストレーターやコミスタみたいなものなのかわからないけど、とにかくそれぐらいやるよ。できると思う。
そうすると自分には別の疑問が浮かんでくる。あるデザインを思いついて、それを白黒でさっさとデザインする労力と、ウェブ上の作品をパクってきて、色味を変えたりサイズを変えたり回転させたりして、それらしい作品にするのとどっちが時間が早いか?自分はデザインを常の仕事にしていないから、描くのは大変かもしれないけど、商売でやってたらさっさと描くと思う。間違いなく。
つまり、この佐野研二郎という人間は、何の才能もないパクリ屋さんだということになる。
で、この期に及んでいけしゃあしゃあと「部下がやりました」とか、金と偉い議員さんへのコネがあれば立場が守れますみたいなことをやっているのが、見ていて人間として恥ずかしい。
そうすると今度は森さんがそういう無様な人間かどうか判断しなければならなくなりますね。さっさと決断されたほうが、いいと思いますよ。
なぜ森さん?
直接判断を下せるのは、JOCとエンブレム選考委員会だけですよ。
森さんにはそこまでの権限がありません。
んー?さん、こんにちわ。
名前のところに感想を入れられるのは、スパムみたいですので、何か適当なペンネームを使ってください。
理屈の上では仰る通りです。
国立競技場について森さんが会見して、あそこで初めてエンブレムの話が出ました。このエンブレムを選定するというのが大変な作業で、各商標と重なっていないかチェックしないといけない云々というのを彼が言及して、「ああそうか、そんな大変な仕事があるんだな」ということを人々が認識した。そしてその直後にこの問題が生じました。
関係ないのなら黙っていればいいものを。
それに森さんのお立場で、「これはこうするんだぞ」というのをいう機会というのが、必ずあったはずです。
また会見して「迷惑な話だ」と仰るのかもしれないけど、カッコ悪いことには変わりはない。