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夏に火を焚く

そのうち、耐火レンガでパン焼き窯を作りたいと思っている。時間と場所と金が確保できたら。

 

それは、今のクドの隣に作ることになるだろうが、そうすると屋根がないことになってしまう。

次造るにしたってそのときには無理だけど、家の中に作ったらどうだろう。パン焼き窯は、煉瓦や周囲の石が温まったことによって、赤外線で窯の中のものを焼くわけだ。ということは、レンガの熱で家の中は暖房になる。暖かいと思うよ。

 

イギリスのうちは家の中に窯があるらしい。寒い冬は暖かいだろうね。しかし、夏はどうするんだろう。イギリスは日本よりちょっとは涼しい。日本で家の中に窯があったら暑くて仕方がないんじゃないか。

 

しかし、ちょっと前に夏に家で火を焚いたら暑いんじゃないかというと、母は火をたくのは悪いことばかりじゃないという。

部屋が乾燥する。蚊とか虫が来ない。

 

考えてみると、子供の時は家の中で五右衛門風呂を焚いていた。毎日風呂は沸かすのに、台所のある部屋の中で火を焚いていたのだ。で、確かに暑くはあるのかもしれないが、火に直接当たっている熱さは蒸し暑さや汗でじとじとする暑さとはまた別で、あまり悪いものではなかったように思う。別に暑い夏でも、火焚口によって、火をくべていたような気がする。

 

今はマッチがあるけど、昔は火種が要ったわけで、多分ずっと火を絶やすことはなかっただろう。すると、真夏に家の中で火を焚いているのも悪くないのかもしれない。みなさん、どう思います?

夏に火を焚く」への3件のフィードバック

    1. simpledirect 投稿作成者

      かしま鍼灸治療院さん、こんにちわ。

      なるほど。
      しかし仮にそうだったとしても、現実の生活でどれぐらい頻繁に火を起こしていたかどうかというのは、私にはわかりません。

      以前は家の中にクドと五右衛門風呂がありました。木こりという作業が現実に必要で、家の裏には冬の間にこって割られた木材が積んでありました。
      ただ、私が親などから伝え聞く世代で、何処にでも風呂釜があったかというとどうやらそうではないらしい。
      当家に風呂釜が出来た当時、近所の人が入りに来るというようなことはあったと聞いています。
      しかし、それ以前であっても飯炊きのためのクドは必ずあったと思うのです。
      クドのある家屋は、多くの場合下が土間で、天井板が張られていなくて、煙がどこかから逃げるようになっています。
      寒い地方の囲炉裏もそうですね。
      だから、屋内で火が焚かれていても、それなりに暮らせる造りにはなっていたことは間違いないと思います。

      西洋であっても類似の施設があっただろうとは思うのです。ただ、フランスではパン焼き竃は地域で共同で使うもので、イギリスの家屋では屋内にあったと聞いています。

      返信
  1. かしま鍼灸治療院

    私の母親の実家が、三重の大地主農家だったので、
    おっしゃりたいことはよく分かります。
    かまどや五右衛門風呂、ありましたね。
    明治初年に建てられた母屋は瓦葺きでしたが、
    近所にはかやぶき屋根の家もあり、
    少し作りが違っていたとおもいます。

    かやぶき屋根の家の母屋の真ん中?には
    囲炉裏があって、天井板は貼っていなかったのじゃないかなぁ?
    囲炉裏の煙で、屋根を構成する萱や竹を燻して殺菌効果を
    狙っていたのではと思います。

    余談ですが、100年くらい囲炉裏の煙で
    燻された竹(内側の膜だったかも?)は
    龍笛のよいリードになると、東儀秀樹さんが言ってました。

    返信

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