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外来語 (2)

前回の記事を書いて、少し書き足りないような気がしてきた。

マーメイド・メロディのギリシャ語版は自分はまあまあ「お勉強」ということで聞いているが、間もなく沙羅さんが出てきて津波を鎮めるシーンとかが出てくるはずで、まあまあ、物語も佳境に入って面白くもなってきた。でも、これはお勉強なので、ギリシャ語で聞くからいいのです。

そういう中で、彼女たちの決め台詞というのも、基本的にギリシャ語で聞いてきたわけだ。

 

  1. フォーニー・トゥ・ローズ・マルガリタリウー(φωνή του ροζ μαργαριταριού ローズの真珠の声ないし音)・・・・変身するときの言葉
  2. アフト・イーネ・ト・トラグーディア・(なんちゃらなんちゃら)・クセキナメ(αυτό είναι το τραγούδια —ξεκινάμε なんちゃらの歌を開始します)・・・歌を歌い始めるときの言葉
  3. パンドゥ・アガーピ(παντού αγάπη すべてに愛を!)・・・歌が終わった時に敵に向かって投げつける言葉。これで敵は「やられた・・・」という感じになる。
  4. ス・アレーシ?セーリズナ・アクーシス・キアッロ?(σου αρέσει; θέλεις να ακούσεις κι’άλλο; 気にいった?別の曲も聞きたい?)・・・敵をやっつけたときにいう言葉

 

アガーピなどというのは高校の倫理の教科書に出てくる「アガペー」そのもので、司祭さんが教会で説教するときもアガーピ!なので、ギリシャ人にとっては多分聞きなれた普通の単語だ。

自分はこれはこれで通しで聞いていて、聞いてる最中には日本語との対比など考えずに「あっ、そう。」と思って聞いていた。が、後で考えてみると下記のようになる。

  1.  ピンク・パール・ボイス
  2. ピチピチボイスでライブスタート
  3. ラブ・シャワー・ピッチ
  4. アンコールはいかが?

日本人は、外国語だからと思って、ダイレクトに意味が伝わらないからこそ、安心して聞いている部分がある。

でも、たとえばこれを子供が聞いていて、なんだかわけわかんないけど英語の「ラブ・シャワー・ピッチ」とかなんとかというのを言うのと、「すべてに愛を!」というのとどっちがいいだろう。ギリシャ人は特にそうだろうが、キリストさんが新しい掟を定められて、「互いに愛し合わないといけない」というのは絶対的な命題なわけですよ。そこに、何か適当に座布団をこしらえて、「これは一つ上の空想の話」としてしまうのはどうなんだろうかね。

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