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神と富とに

聖書だと「神と富とに兼ね仕えることはできない」ですよね。

一方で「衣食足りて礼節知る」という言葉もある。

 

不幸な状況というのは、要するに自信がないわけです。

明日食うにも困る状況だと、行いもさもしくなり、見た目も厳しい外見になっちゃう。

 

じゃ、貯金があったら、自信は持てるか。多分。多分それは自信になると思う。

もっともそれにも程度があって、なんでも8億円ほど持っていた人が残り1億になってしまって将来を悲観して自殺したなどという話も聞いたことがある。しかしそういう極端な場合は除いて、銀行や郵便局や押し入れの中だかわからないけど、ガバッと持っている人は、あんまり不安じゃないかもしれない。気が付かないうちにそれがなくなってしまっていたとしても、いったん自信を持つということが大事だ。

 

しかし、聖書は違うと言っているわけです。

やみくもに、何かわからないものを信じる、ということでは多分ダメなのだと思う。そうではなくて、自分の存在の状況が、疑いようもなくそういう何かを信じている、「大丈夫だ」と感じさせるということだと思う。

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