私自身は、中学校からルルラブアさんの本で占星術に触れて、その後つかず離れの関係ながら、少しずつ確認作業を続けてきた。散々人生のいろいろなことを経験して、やっと「おや、これは人様の役に立てそうだぞ?」と看板を出した。
だから、駆け出しといえば駆け出しである。
ところが、最近業者さんがすごく活動しているように思う。
ネットというのは、「数打ちゃ当たる」ということもある。相手の顔が見えないから、販売のノウハウも対面のそれとは違う。
広告を出すというのはものすごい金がかかる。検索結果に短文の広告を出すのは、たとえば月数万なら数万と決めて広告を出すこともできるが、それであっても占い師個人で考えれば安くはない。しかし、今電話占いの会社はきっちりバナー広告を出している。あれ、大手サイトなら数百万、少なくとも数十万ぐらいするはずですよ。
ということは、それらの占い業者はそれだけの利益を出さないといけないわけだ。
が、そんなにごろごろ霊能者っているものか?まるで「私のところには、10人ほど仏さんとキリストがいます」とでもいわんばかりだ。
知恵袋なんかでも組織的に占い業者が自作自演の広告を繰り返している。そうかと思うと「占い師になるにはどうしたらいいですか」などという質問もしょっちゅうある。大方そういう質問には「少なくとも2つぐらいのやり方を覚えて、どこかに就職する」みたいな返答がつくのである。
占星術ひとつでも、自分が「なるほど、これでいける。多少人様の役に立てるかも」と思うまでに何年もかかっているのに、まるで「朝になったらグリルにラードを入れて、つまみを180度にしておく。工場からポテトが来ますから、注文が入ったら100gはかって入れる」みたいなのりでされたら、たまったもんじゃないよ。「ついでにこの注文が入ったらこの商品もお勧めしてください」みたいな。