今まで、行方不明についてはホロスコープで何も検証していないと言ってきた。しかし、本来未解決殺人事件以上に、行方不明についてホロスコープの力が期待されるところではある。
誤解のないように申し上げますとホラリーではあるんですよ。質問時間でホロスコープを立てて、行方不明の人や、もっと単純に失せものを探すということ。その場合依頼者と占者は特別な関係を持ち、あえてその占い師に質問した時間という特別の時間でホロスコープを立てることになる。だけれども、そうではなくて、新聞に載ったりするような一般的なイベントチャートとしてはないですよ、ということである。
ところが今回赤坂山事件では、いなくなった人は魚の海王星だろう、沢のほうに降りて、水のあるところにいると考えたところ、実際に子供たちは沢に降りて、滝のあるところで一夜を明かした。これ、使えないだろうか。自分がやったことを振り返ってみる。
1. チャートを作った時間は、山頂の点呼時間だった。つまり、「あの人がいない」ということが明るみに出た時間だった。
もっともこれは普通はわからないケースのほうが多い。最後に目撃された時間などからも検討できるようにしておかないといけない。
2. 第6ハウス支配星がいなくなった人の場所を示していた。
これについては検討が必要である。海王星というのは、大体が迷うという意味合いのある星だと思う。では海王星は常にいなくなった人の場所を示しているのか?
しかし、海王星はここ何年かずっと魚にあるのだ。しかも魚がドミナントなのだから、ディスポジターが多くの場合海王星になってしまう可能性がある。ここ何年かでいなくなる人はすべて水辺や海にいるとでもいうのか?それでは解決にならないよね。海王星は第5ハウスにあったのだが、それはどうも大した意味はなかったといえそうに思う。たとえば子供がいなくなったというようなことはあったかもしれない。レジャーシートをひいて、本人たちは結構楽しく冒険したのか、その辺はわからないけれども居場所について決定的な情報になっていない。
いずれにしても、第6ハウス支配星については検討してみるべきではないか。そして第12ハウスなどの可能性も残しておこう。
こういうことですかね。
いま、松江で昨年9月に車ごと失踪した柏木佐知子さんのことなどは気になっています。すぐ近くのことだし。無事で見つかってくれるといい、あるいは仮に何かの事件であったとしても、明るみになってほしいとは思うのです。