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葬式のできる家、SEXのできる家

第3ハウスに月のある人は、小旅行や引っ越しが多くなるという。そんなに忠実に引越しなどしなくてもいいようなものだが、結果的に転勤族でもないのにこれでもかというほど引っ越しをした。

 

アパートというか、マンションにも住んだ。

マンションにいるときに話が出て、このエレベーターでは棺桶が載せられないのではないかという。自宅で葬儀する、という前提がなかなか難しいということになる。本当はどうやっているんだろうか。寝せておいて抱っこしてエレベーターで下すのだろうか。窓からつり下ろすのか。マンションではなくて比較新しい一戸建ての家であっても、家で葬式をするということはあまり考えられていない。

今いる田舎の古い家では、確かに古くて大変ではあるのだが、障子やふすまを取っ払うと結構な広さがあって、縁側の外には広くはないが庭も隣接している。葬式や大きな法事で親戚が集まっても、まあまあ問題なくできる。古い家というのは、大方そういう機能を考えて作られている。

西洋の住宅はたぶんそれを考えていない。葬式は教会ですればいいからだ。日本では宗教施設が自治組織に付随していない。だから葬儀場がビジネスになってしまう。葬儀に出せない人は親を押し入れに押し込んで、年金詐欺をするはめになるわけだ。

 

一方、SEXができるということは、家の本質の一つだと思う。野郎が一人で住むのなら、テントでも軍隊の寮でも間に合わないわけではない。家庭が必要なのは、家族が住むから、子供ができるから、夫婦が愛しあえるから、という側面が必ずあると思う。

こういう観点で見ると、障子とふすまで区切られた家というのはすこぶる具合が悪い。気持ちよくなっても声もあげられない。姑さんが障子の穴からいいところが覗き見られる、なんていうのはたまったもんじゃないのではないかと思う。

以前嫁入りするなら「家付きカー付きババア抜き」なんていう言い方があったものだが、田舎の住宅事情を見ていると、あまりぱっとしない。子供が出て行ってしまう、田舎に戻ってこないなどと嘆きながら、これでは住みづらいだろうというところが多いような気がする。

この点、アメリカやイギリスの家は、1階のリビングだけが家族共用で、3歳から上の人間には一人一人個室が持たされ、廊下があって完全に隔てられている。子供はさびしい思いをしながら一人で寝ているが、夫婦は安心して二人で寝られるわけだ。ひょっとするとこの辺にも日本の人口減少の原因があるのではないか?

 

なかなか、一から住宅というものを考えるということは現実には難しいです。昔ながらの家を継ぐというのでなければ、多くの人は戸建ての家を買うかマンションを買うことになるでしょう。しかし、時々「私たちは本当に正しい選択をしているのだろうか」と疑問になります。

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