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トランジットの検証 (1)

2012年の運勢を見ますと銘打って、ブログに該当のメニューを設けた。きちんとプログレッションで該当の情報を出すことによって、ある程度の大きな人生の流れというものをつかんでいただける。
だが、もっと細かい出来事を見たい。

初めての依頼者は、それでいいが、2度目3度目に依頼される方は、もっと詳しい情報がほしいに決まっている。私としては、分かっている情報を提供して、十分ご参考にしていただけるものを提供しているつもりである。だが、あるいはご不満に思われているかもしれない。

 

そのためにはトランジットを検証しなければならないと改めて思う。それは、どういう見方なのか、当たっているのか、当たっているとすればどう当たっているのか、云々である。

 

私は、星が影響する、という考え方に否定的である。世界は星そのものであると考えるべきと思う。

星が影響するとは、たとえば金星が出生図の火星と合になったので、その人に恋心が生まれた結果、誰かを好きになって、結婚にいたった、などと考えることである。その場合、たとえば11月1日に合になったとして、そのときにその人が思い立って、誰かを好きになって、お付き合いをするようになったらそれは11月20日かもしれない、ということである。

そうではなく、11月1日に合になれば、11月1日に直ちにお付き合いが始まるなり結婚するなりすべきだ、と考える。

 

目の前の世界というのは、視界、五感に、人間が自分が知っている数学的背景を投影させ、繰り返しによって固定しただけの、映画のような世界である。現実の世界ではあるが、現実なのは見えているものが現実なのではなく、人生が現実だということに過ぎない。本当は目の前に見える世界は未知の世界であり、通常知ることのないあらゆる法則が働いている。だからこそ、3日後にあなたが就職するといえば就職し、赤と白の混じったところに財布があるといえば、そういう場所から財布が見つかるのである、と私は思っている。

 

だがまあ、それはそれでいい。いずれ検証すべきである。

 

そのためには、とにかくひとつの天体について、飽くことなく検証をすることなのだろう。

先ほど多くの天体というものを考えた。楽に表ができて、関係ありそうなのだが、どうしても目移りしてしまう。月は速過ぎる。太陽は毎年同じ時期に出生図の一定の天体とアスペクトを作る。そういうものではなく、ひとつの天体に定めて、きちんと追いかける。

そして、ひとつの時期について、確固たる予測を提供できるようにする。しかし、一旦検証結果をおりおりに発表していくこととしよう・・・

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