四旬節に入ると、ニュースも独特の単語が飛び交うようになる。
今日はカサラ・ゼフテーラ(καθαρά δευτέρα、清い月曜日)と言われる。
昨日が
「干酪の主日」η Κυριακή του Τυροφάγου(直訳すればチーズを食べる日曜)
で、お互いにそれぞれの罪を許しあう謝罪の祈祷が行われる。
今日から肉、魚、乳製品などを食べない大斎(四旬節)が始まる。そういうわけで、今日は清らかになって月曜日を迎えます、ということなのだろうけど、ニュースでは「カサラゼフテーラにユーログループ(つまりギリシャの債務問題を話し合うEUの会議)が開かれます。」などと当然のように単語として使われる。それは今年は2月19日のことなのだ。だから、一応こういう単語を知っていないと「えっ、ナニナニ?」ということになる。
40日ほどの断食の期間があって、受難週があって、復活祭になると春になります、というわけだ。干酪の主日の一週間前が断肉の主日(この日から肉を食べない)で、この一週間ほどのことをロシアではマースレニッツァ(バター祭り)というらしい。
カトリック側ではこの時期のことを肉に感謝する祭りということで謝肉祭(カーニバル)という言い方がされる。
Σαρακοστιανό τραπέζι (サラコスチアノ・トラペジ四旬節の食卓)・・・この時期肉とかを食べないということで、独特の消費がある。お菓子もバターの入っていないお菓子が売れる。
κούλουμα(クルマ)は日本語に訳された単語を知らないのだけれど、大斎第一週のことをいうらしい。