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軽減税率

自分で仕組みの開発に携わっていることもあり、前回の参院選で消費税廃止を訴えるれいわ新選組が伸びたりで、消費税増税についてはいろいろな側面がより詳しく見えてきたような気がします。

だけど、消費税ってめちゃめちゃややこしい税制ですね。特に軽減税率がややこしい。

 

いま、一例として100円のコーヒーを100杯売る店舗があると考えて見ましょう。

いままでは一杯100円+消費税8円で108円で販売していたことになります。全部で10800円です。

このうち、豆代が原価20円だったとします。100杯分で2000円、それにも消費税がかかって2160円で仕入れることになります。

この人が納税する消費税は10800円-2160円=8640円のうちの108分の8で640円ということになります。

 

さて、この店舗で50杯は店内で飲み、50杯はテイクアウトだとしましょう。

そうすると、店内で飲む分は10%の税金がかかりますから商品5000円と消費税500円で5500円の売り上げ。テイクアウトは8%ですから商品5000円と消費税400円で5400円。しかし、そうすると原価の分とはどう考えたらいいの?おそらく豆の仕入れは一括の仕入れで2160円は一緒だったとしても、納税時にはテイクアウト分と店内の分は按分しないといけないということになると思うんです。

仕入れが10%の税金が乗っかっているのに、販売に8%しか税金が載せられないというケースはないのか?あり得ます。カップやストローの仕入れには10%の税金がかかりますよ。

そうしてやり取りをしているなかで、間に年間の商取引が1000万にならない会社があったとすると、そこには消費税の納税義務がありません。それでも、多分その会社も消費税分は取ると思うんです。もし1000万越えてしまったら、突然翌年に納税の義務が生じてしまいますからね。

その場合には消費者が払った消費税のいくらかは、納税されずにその小さな商店の儲けになります。

 

もし、100円のディスカウントサービス券みたいなのがあったとします。ある人が来店してテイクアウト2杯、店内で2杯注文して、サービス券を一枚出したとしましょう。この場合110円が2杯と108円が2杯、436円の売り上げから100円を引いて、336円の売り上げになるでしょうが、税金はどこにどうかかることになるのでしょう?
これも10%の売り上げと8%の売り上げで按分せよということになっているみたいです。51円が店内分割引で49円がテイクアウト割引みたいな。

 

なので、軽減税率があることによる事業者の負担というのは、多分ものすごく大変なものになります。それから、これで狙った税金がちゃんと取れるのかな?とも思います。財務省の人たちはそういうことも考えて計画を実施するのでしょうけど、正直に8%が10%になるわけではなくて、現実には6%が8%になるぐらいの感じなのかもしれません。

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