少子化、結婚数が少ない、結婚してから金がかかる、いずれも言われていることだ。
今から50年ほど前、見合いにによって結婚した人は数多くいた。そして、自分たちが聞く限り、見合いによって結婚した人で離婚した人は少ない。
よく出されるグラフに次のようなものがある。
いまから60年ほど前、1965年までは見合い結婚のほうが多かった。恋愛結婚は少なかったのです。ところが1965年に逆転した。みんな恋愛で結婚するようになった。
が、このグラフは、絶対件数が記されていない。これだったら、全然結婚総数が減っているように見えないから、本当に恋愛結婚になってから結婚が減ったかわからないのです。
結婚の絶対数を調べた農林中金・ツヴァイの人のデータがある。
見合いが恋愛結婚になったときから比べて、結婚総数は当時の半分ぐらいになっている。これは単に人口が減っているからではなく、この人自身が比べているように、人口総数から比べても結婚の数自体が非常に少なくなっているのです。
半分になったということを考えると、実は恋愛結婚する人の数というのは、昔とあんまり変わっていないのだと思う。単に残りの人が見合いで結婚する機会がなくなったということだと思います。
「あなたも年ごろなんだから、そろそろお相手を考えたら?」
ということが、今の社会はなくなったということだと思いますね。