ごめんなさい。今日の記事は写真がないです。

ムサカは代表的なギリシャ料理だというのだけれど、自分はギリシャにいるとき一度大家さんが作ったのを食べたきりで、それ以降全然ご縁がない。なんだかんだで、ピロシキは作ります、ボルシチは作りますと、あれこれ作っているのに、ギリシャの代表料理を作ったことがないというのはダメなんじゃないか。

しかし、今なすやきゅうりが畑で割と採れる。農家なんてのは善し悪しで、買った野菜ならへたまで大切に食べるほかはないわけだけれど、一度にたくさんとれた野菜というものは、食べなければならない。売り物になるほどの量があるわけではないし、それも曲がっていたり傷があれば売れない。人にあげて目いっぱい食べて、使いきれなければ田んぼの肥やしになるしかない。作るなら今だ。

で、昨日どうしようか・・・と思っていたのだけれど、ま、とにかくやってみようということでホワイトソースを作り始めてしまった。お皿は？かなり大きな耐熱皿が必要だけど？いや、これはオーブンレンジの丸い天板の上にじかにクッキングペーパーを敷いて重ねてしまおう。

なんでも、ざっと火を通したジャガイモとなす、トマトとワインベースのミートソース、ホワイトソースとチーズを層状に重ねてオーブンで焼く、すこしカッコいい目のグラタンみたいな料理だ。迷いながらなので、レシピを見て量を見ても、最初は半分にしようとか、やっぱり全部いけそうとか、ばらつきが出てしまう。

それでもなんとか作った。なんとかかんとか、オーブンで焼いてみた。

これは、おいしいね。見た目は上手な出来栄えとは言えなかったが、味はおいしい。

贅沢な料理だということもいえる。バターも使う、牛乳も使う、オリーブオイルも使う、オーブンに載せるまでにフライパンを3つぐらい使った。だって、野菜を炒めるほか、ホワイトソースもミートソースも全部フライパンで作らないといけないじゃないですか。

もう一つ思ったのは、なすの料理の仕方として、これはいいんじゃないかということ。なすはいい味が出る野菜だけれど、調理はなかなか難しい。それだけでは味気なかったり、黒く汁っぽくなったりする。