先週日曜日ごろ、ブラジルのリオでも盛大にカーニバル(謝肉祭)が祝われた。今は、そういうことでキリスト教の世界では肉を食べない復活祭前の断食の期間に入っている。
復活祭の祈祷では、あちこちで没薬を墓に運んできた女、何を嘆いているのか?という意味の言葉が聴かれる。金曜に処刑され葬られた主の墓に日曜早朝にいくと、すでに墓に遺体はなかった。
クリスマスもそうですね。当方からやってきた三人のマゴスが黄金・乳香・没薬を運んできたという。
だけど、日常的に祈祷で使われる乳香に比べて、没薬は見たことすらない。死体に入れるってことは、日本の仏教で死体に番茶の葉を入れるようなものか?
最近は化粧品とかアロマセラピーとかで使われているようだ。
それで、「ものは試し」で少し買ってみた。
乳香と同じように香炉に炭をおこして、少し乗せる。乳香のような甘い香りではなく、苦味というのか渋い、しかし、不快なものではなく、心地よい香りだ。
バラの栽培が趣味ですが、
イギリスの育種家オースチンの作出したイングリッシュローズに
「ミルラ」の香りを持つとされる品種のバラがいくつかあります。
普通に想像するバラのうっとりするような甘い匂いと違って
どちらかというとスパイシーな、ハッとするような匂いで
本物の没薬の匂いを知らない私はこれが「ミルラ」の香りかぁ・・・と
想像するしかないんですけどね。
いつか本物の没薬の香りを聞いてみたいものです。
シャリマーさん、こんにちわ。
バラが趣味ですか。いいですね。
以前京都府立植物園のバラ園は何度か行きましたが、ミルラの香りとか考えていなかったので、今思うと残念。
没薬自体は、インターネットオークションとかを検索されても結構出てますよ。