この方は、配偶者の転職のために自分の仕事を辞め、配偶者のご実家といろいろ争いがあって、だんだん自分らしさを失っているのではないか、この先自分は堕ちるところまで堕ちるのだろうか、と聞いてこられた。
ざっとお返事をお返ししたのだが、なんかしっくりこないと思っていたら、午前と午後の時間を間違えていると指摘を頂戴した(TT)。
この方は、もし午後とすると、ほとんどの惑星が地平線上にある。こうすると社会的なことに生きがいを見出す人になるわけだが、そういう人がこういう悩みを相談されるだろうか、という漠然とした違和感があった。実際には午前だったので、逆にほとんどの星が地平線の下になった。
そういうこともあります。ごめんなさい。
以下は占断と、それに対する返信の一部をご紹介する。
太陽と火星の合、土星のスクエア。そして、火星が配偶者の表示星である。第7ハウスの支配星は第3ハウスにある。ご本人もご主人も恐れを知らない決然とした性格、しかし、結婚には色々問題があるかもしれない。また出会いの場として学校や旅行先、近所などを想定した。土星は11ハウスにある。これは、少数だが誠実な友人、また年配の知己から引き立てがあるということを示す。
実際にはご主人とは高校の知り合いということで、実際に年配の人からいろいろ支援があったということだった。
20歳から32歳ぐらいまで間、ASCが獅子の最後のあたりを移動する。この期間、非常に熱心に何かに打ち込まれることになる。28からASCの9倍音が射手に入り、30で木星とトラインになる。これは、28ぐらいから遠方の旅行があり、30で昇進や繁栄があるということになる。
ご本人のお話ではマスコミにご就職になって、28では自分の立ち上げた大型企画が通って海外で仕事をされ、30歳ごろに完成した、ということだった。
その後ASCが乙女に入り、その後この方はお子さんが出来たり、上司とのいさかいがあったり、ご主人の仕事の変化で自分の職業をやめなければならなくなったりされたようである。しかし、その間もっとも大きいものはご主人のご実家とのトラブルであったそうである。
私としては、ASC9が丁度魚に入ったところなので、今後しばらくは色々身の回りの問題を抱えられる時期と考えている。色々経験された後、44ぐらいから実際的なことに取り組む時期になるだろうと考えている。
その方からは、
「占断はちゃんと言い表すのですね、
今回観ていただいて、過去のことが整理できました。
面白いですね。そうすると…人生って決まってるのかなとも思いますが、きっと
物事は起こるのだけれど、『そこで自分がどう考えるか』なのだろうと思います。
それをどう乗り越えていくかで、その人らしさが出てくるのだろうと思います。
そのことに気づかせてもらいました。」
という意味の感想を頂戴した。
間違ってもきちんと再計算をした甲斐があった。
だけど、自分としてもこの人が悩んでいるような問題に対して、最終的な答えを出すことは出来ていない。この人は、実家との争いがあったときにご主人の取られた態度が不信を招いたことを仰っている。
私自身としては、いろいろなトラブルは避けられないとしても、責めて本人同士が良い相性で、一緒にいる間、お互いに実りある何かがもたらされればとは思う。