お恥ずかしいことに、前のブログで沢尻エリカさんの入籍について5回も記事にしていたのをすっかり失念していた。

コメントで、私が高城さんと分かれてはいけないと力説していたと書いていただいたので、改めて過去の記事をしげしげと見返すことになった。

まず過去のホロスコープをもう一度掲載しましょう。

2009年1月7日 12:00 東京

12時というのは記事中の入籍の時間がはっきりしていないため、中央の値ということで12時にしているだけである。1月10日のサンケイスポーツの記事がもとになっている。
時刻がわからないということは、一般的にはASCとDESを夫婦のそれぞれとするわけだが、ここではASC、DES、MCなどの指標は使えないということを意味する。
もっともこの日、どの星座がASCとDESに当てはまっていたとしても、ハードアスペクトは一つもない。向かい合わせになるサインを支配する惑星の組み合わせは決まっている。火星は金星とセクスタイル、太陽と天王星もそう、月と土星はトライン、木星と水星は分離だが合からの分離で、水星と海王星も合、この日悪い組み合わせはないのだ。

火星と金星のセクスタイル。愛情の進展する組み合わせではないですか。夫を太陽、奥さんを月と見るやり方で考えても、分離ではあるがトラインの位置にあり、少なくとも悪い配置とは言えない。

ただ、見方によっては月は太陽から逃げていると見ることもできるかもしれない。そして、唯一の問題は月が海王星とスクエアを作ること。そこで当時私は「奥さんの側に迷いが出るかもしれない」と書いた。事実はその通りに進行した。突然沢尻さんは離婚を表明したが、そのあと高城さんとスペインに飛び、また離婚するという宣言を繰り返すという奇妙な行動に出た。

当時は単に結婚のホロスコープが、離婚するかどうか、いいホロスコープかどうかの検証にばかり気を取られていた。普通に考えると、この時の日付は、月と海王星のスクエアを除けば素晴らしいホロスコープなのです。それで私は、離婚しないでほしいと訴え続けていた。

これ、私みたいに事件のホロスコープなんて奇妙なものを扱っていない人にはピンとこないかもしれないが、海王星というのはまさに薬物を表す星なのです。奥さんの迷い、と当時表現したものは、まさに薬物との戦いだった。

それで、コメントでいただいた週刊文春の記事である。

「目的は沢尻エリカの弱みを握り、脱がせてカネにすることだった」――元夫・高城剛氏が語っていた薬物問題の“真相”

2012年にはあまり気が付かずに、また恐らく見出しを見てもそれほどピンとくることなくスルーしていたのだが、今ホロスコープと照らし合わせると、その単に入籍した日付というだけのホロスコープが、その後の恐ろしい展開を示していたことに改めて愕然とした。

記事によると、沢尻さんは結婚以前にすでに薬物を経験していたのだが、2008年にいったん完治し、高城氏と入籍した。

しかし、彼女が金になると踏んだ芸能プロダクションエイベックスが彼女の弱みを握って恐喝し、高城氏と引き離し、いわば沢尻さんの更生を阻んだ。TBSはいったんはSPACEBATTLESHIPヤマトのメインの配役に決まっていた彼女を薬物使用で降板させたが、のちにそのことをもみ消してドラマで採用した。

今更大河ドラマの準主役級の役が決まってNHKは被害者ぶっているけれども、実は芸能界で彼女の薬物との関係はすでに知られていて、芸能事務所も放送局もそのことを知っていながら、沢尻という女性を転がして骨までしゃぶりつくすつもりだったわけだ。

彼女がその後、弱みを握られて薬を続けるということを、あの入籍のホロスコープは垣間見ていたわけだ。なんてこったい。

この沢尻という女性が不憫で、ちょっと涙出そうでした。本人が悪いっちゃ悪いんだけど、周囲の巨悪が彼女を破滅に導いたのだ。そのくせ、テレビ局はかつてそんなことがあったなんてテレビで1mmも報道しない。

占星術自体には善悪とか、水戸黄門・ウルトラマンチックなものはないわけだけど、ひどいもんだね、テレビ局なんてのは。

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