占星術をやっていて、ある意味「この選択肢はダメだよ」ということを判断するためにやっているわけだが、いざそこでよくない結果が出てしまうと依頼者に対しどう接したものだろうかと思う。私が悩んでも仕方がないので、多くの場合依頼者に素直に告げれば「やっぱりそうか」などとご納得いただけることが多いのだが、それでも残念な結果をお届けするというのはいやなものだ。
依頼主は駅から移動して車屋で家族同様に扱っていたぬいぐるみをなくしたことに気が付かれた。
そして、一度ご依頼いただいてご返答したものの、3か月ほどして諦めきれずもう一度ご相談いただいた。
No978 2013/1/30 17:04島根県雲南市
依頼者は第7ハウス水瓶の太陽であらわされる。
ぬいぐるみも太陽ということになる。
太陽は火星とだけアスペクトがある。火星は天頂を支配しており、意味のある結末を示していないように思える。
仮にハウスシステムが違っていて、第2ハウスが乙女だとしても、やはりぬいぐるみは第7ハウスの水星になり、太陽とはアスペクトがない。
場所としては水瓶であらわされるところ、変わった建物、まだらのもののあるところ、起伏のある土地といったことになる。
また一応第7ハウスは一般的にはご主人や彼氏といった人が知っているといわれている場所ではあるが、今回そのようなことが当てはまるかどうかわからない。
ディスポジター、つまり太陽があるサインは水瓶だからその支配星は天王星、天王星のあるサインは牡羊で支配星は火星・・・とするわけだが、それは火星と天王星のミューチュアルレセプション、互いに行ったり来たりの状況ということになる。
POFは第8ハウス魚にあり、このディスポジターは第8ハウスの海王星になる。
この第8ハウス、魚、こうしたものは多くの場合失われたものが戻ってこないことを表している。
失せものさがしの場合、本人に見つからないということが盤面に表示されていたとしても、通常はそれをお伝えしない。依頼者が聞いているのはどこにあるのかということだけである。本人が見つけなくても、友人やお子さんが見つけて手元に戻ってくるなら、多くの場合最終的に本人に戻ってくるということまでホロスコープは示してくれないからだ。しかし、今回の場合は、恐らくぬいぐるみは壊れ(天王星)燃やされ(火星)戻ってこない(第8ハウス、魚)ということをご説明申し上げた。
1回目の占断のときはどうだったのだろう?はっきりと見つからないというホロスコープではなかったが、ASCが水瓶で第1ハウスに魚がインターセプトしており、その中にそれぞれの支配星である天王星・海王星が位置していた。だから難しそうとは思ったものの、見つかる可能性ないとは判断できなった。
ご依頼者さんは、諦めきれずいろいろなところにご相談になっていたらしく、同じような回答を複数得ておられたらしく、回答にもご納得いただいた。
ありがとうございます。こういうケースもあります。