過去の占断
依頼者は一旦離婚したものの、元ご主人がうつ病になり、周りに面倒を見てくれる人がいないので再度同居した。この方の看護の甲斐あってか、元ご主人は立ち直り仕事を始めるに至った。そこで一時的に同居はしたものの、ここで引っ越したほうがいいかという依頼だった。
2013/04/07 19:11 雲南市
依頼者はASC支配星、第6ハウスおひつじの金星であらわされる。火星はピタッと金星に合になっているが、これはDESを支配しており、元ご主人を意味するということになるだろう。
回答は書かなかったけれど、同じハウスにある太陽と金星が支配する太陽と天王星はおそらくこの方と同居の方の家庭や仕事を表していて、おそらくそれはうまく行ったり、何かをもたらしたりする可能性はある。
さて、引っ越しを移動と考えて第3ハウス支配星で見ると、木星になるのだが、金星・火星とのセクスタイルは過ぎていて、アスペクトは形成しない。
場所の移動と考えて第4ハウスでとらえると土星ということになるが、土星とのクインカンクスも過ぎていてアスペクトを形成しない。一般にASCの土星は、質問者が回答者を騙そうとしているときによくある配置であるが、この方は何度かご依頼をいただいた方で私も信頼している。おそらく質問者は深刻な状態にあるのだろう。
つまり、該当のアスペクトはないので、この方は引っ越しは見送ったほうが良いと私は考えた。しばらく様子を見て、よい機会を待つべきである。
依頼の常でこの人や相方様の出生図も見たが、この時代自分はまだ人生コースはやっていなかったのだと思う。この人は質問の前年、太陽が魚からおひつじに変わる変化がある。自分の経験では太陽が新しいサインに入るとき、人は内的に新しいことを決意してそれをし始める。
この方は元のご主人を自分が支えなければならないとおそらくその時決心なさった。そのことが、たとえばこの方のお仕事のような形で生きて、今後の人生の役に立ったと信じたい。