先日動画サイトで聖歌を検索していて、ふとリンク先に3月19日衆議院内閣委員会で、カトリックさんについての質問の動画が上がっていることに気が付いた。
この動画の内容は衆議院のホームページにも載っていた。
それは維新の会の中丸委員の発言で、内容は下記のようなものです。
「それでは次に、最近、外務省の欧州局の局長宛てに持ち込まれた意見趣意書についてお尋ねします。
これは、カトリック教会なんですけれども、岡山県岡山県の赤磐市議会議員から届けられている意見趣意書があったと思うんですけれども、バチカン市国から指名されて日本に配属されている、いわゆる司教の方々がどういったことを信者の皆様に対して言っているかということなんですが、ちょっと一例を挙げてみます。
反政府デモ活動への積極的参加することは信者の義務であると宗教指導、中核派や革マル派が主催する活動でも反政府デモ活動への積極的参加することは信者の義務であるとの呼びかけ、信者として反政府意識を持つように呼びかけ、反政府活動は信者の義務だと宗教指導、宗教の言葉を引用し日本型社会構造及び文化意識への批判を行い、反対運動をとるのは信者の義務だと扇動、憲法改正は戦争を起こす行為であるとの議論そのものを否定し、また、改憲反対活動を信者に義務として奨励し遂行、いわゆる従軍慰安婦なるものの存在を政府に認めるように求める活動は信者の義務として奨励、遂行、このようなことを全国のカトリック教会組織を用いて行っているようなんです。
ここだけ見れば、完全な反社会活動と言わざるを得ないような内容なんですけれども、それについてどうかという趣意書が出ているということなんです。」
自分が学生のころ、中核さんと革マルさんが内ゲバで1人死亡した。ちょうどその時私は授業を受けていて、その内ゲバの起こった階の1階上の階にいた。大学の中にバラバラと機動隊が入ってきて、フランス人の先生が「機動隊が学内に入るようなことはヨーロッパではありえない」と驚愕していた。中核や革マルに参加しても反政府活動というのは、穏やかな内容ではないと思う。
カトリックさんにはこういう実態があるのだろうか?
もしバチカンがそれを奨励しているのなら、なぜ水と油の共産主義とキリスト教が日本でだけやたらに仲良くしているのかということの説明もつこうというものだ。
それでいろいろ検索してみた。
カトリック中央協議会などには、憲法改正反対についてははっきり打ち出しており、各種政治活動を積極的に行っているのは間違いない。
一方カトリックの信者さんの中には、こうした司教さんの政治運動を苦々しく思っておられる方もおいでのようで、個人的にそういう意見表明をされている方もあるようである。
昔も今も、結局カトリックはカトリックか。
これで「やれ、殉教したから列聖してくれ」というのでは、為政者が彼らを禁止しても仕方がないだろう。