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豚の禁忌

今日ギリシャ語のニュースを見ていたら、なんでもテッサロニキ周辺でイノシシの群れが出てきたというようなことをやっていた。

イノシシのギリシャ語ってなんだろう?字幕にも出ているけれど

Αγριογούρουνο (アグリオグルノ これは単数形で、複数形が字幕のαγριογούρουναです)

ということになる。これ、見てわかる通り(というか、わからないでしょうけど)αγριοというのは野生の、ワイルドな、ということでγουρούνιは豚という意味、つまり複合語になっているんだけど単に「野生の豚」といっているわけですね。

そういえば小さいころに聞いたことがある。豚とイノシシは生物学的には同じものだ。ただ飼いならされたものが豚なのだ。
そして、ギリシャ語では要するにどちらも同じものだと認識してるわけです。

実は中国語でも同じで、一般に豚は「猪」と書くらしい。敢えて猪のことを言うときは「野猪」というのだそうです。

さらに調べてみると、どうもヘブライ語でも豚と猪の区分はなく・・・聖書に書かれた「豚」という言葉は同時にすべて猪のことらしい。

日本だけが、中国で飼いならされた豚を輸入して最初から野生のイノシシと飼育する豚の区別があったから、別の字も当て、別のものとして認識している。

 

イスラムの人とか、ユダヤ教、旧約聖書では豚は食べてはいけないものになっている。不浄だ、というわけですよね。しかしこれは実はイノシシを食べてはいけないと言っている、そういう決まりなのです。たまたま飼いならしたやつが豚である。だが、誰も食べてはいけない場所でイノシシを飼いならすことはないだろうから、そのエリアには実は豚はいない。イノシシしかいないはず。
もっともWikipediaの地図を見ると、現在アラビア半島にはそもそもイノシシも生息していないみたい。ちょっとぉ、ムハンマドさん!

 

猪なら、わかるような気がする。ヘラクレスがやっつけた動物にイノシシがあったんじゃなかったっけ?イノシシは他の神様に供えられた動物なのです。

それから実際に不潔だという可能性がある。チェルノブイリ原発事故のあと、ウクライナでは食品の放射能制限があったわけですが、一般の食材は1kgが押しなべて100ベクレル以下という基準であったのに、野生の動物については300か400ぐらい、大幅に緩い値になっていた。野生のイノシシなどというものは地面に放射性物質が散らばっていようがお構いなしに、土を掘り返してミミズだの芋だのっを食べようとする。そりゃ、汚染度も高くなりますよ。

聖書の時代に放射性物質はないにしても、いろいろ病原菌などを持っていると考えられた可能性は高い。

 

そういうことだと思いますね。

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