プログレッション、1日1年法の太陽とASCとを比べてみると、両方とも大体1年に1度動く。
誰かの星を計算していて、30歳の時にプログレッションの太陽と出生図の火星が重なるのと、35歳の時にプログレッションのASCと火星がスクエアになるのと、どちらをあなたは重視するだろうか?
あるいは、40歳の時にプログレッションの太陽が山羊に入るのと、45歳の時にプログレッションの太陽が牡羊に入るのと、どちらを重視するだろうか?
私はASCを重視しましょう、とずっと言っている。
なぜかというと、40歳の時に太陽が山羊に入る人というのは、11月13日ごろに生まれた人だとわかっている。11月13日に生まれた人は必ず40歳前後に同じような変化がある、ということが私は信じられないからだ。
逆に、ASCの場合は2時間変わると次のサインに移る。平均で4分ほどで1度動く。同じ誕生日に生まれた人でも、わずかな違いで人生の大きな違いがある、という結論になる。
出生時間がほんのちょっと変わった時に、変わる指標と変わらない指標、速く変わる指標と遅く変わる指標というものを考えてみて、もし遅く変わり指標のほうが大きな意味のあるものだとしたら、人間は生まれた日によって大きく分類されて、そんなに人生に違いが出てこないことになる。
11月生まれの人!あなたはこういう人生です!
そんなのいやだし、実際にそういうことにはなっていない。同じ11月に生まれても平穏な人生を送る人もいるし、波乱万丈の人生を送る人もいる。
そういうことで、ASC・MCを1番目、月を2番目、そのほかの指標はその後で・・・ということになるわけだが・・・
しかし、なぜそれで正しいの?
実際にそのように占断して当たっていることは疑いようがない。依頼者がびっくりするほど当たる。でも、なぜ当たる?