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ものの大きさ

先日ガッチャマンの記事も書いたが、私の子供のころはまさに巨大怪獣、巨大ロボット、巨大機械のマンガや特撮の全盛期だった。

 

当時のテレビや映画の実写物は、東京タワーや富士山を描いた背景にビルや民家の模型をつくり、着ぐるみのウルトラマンとか怪獣とかが立って演技する、いわゆる特撮だった。CGというのはずいぶん後になって出てきたものだ。

 

ではCGになって、期待されるようなリアリティが映し出されただろうか。それはいささか疑問だ。

 

たとえば身長150㎝、体重50㎏の人がいたとして、この10倍の高さの人間が活躍するシーンを考える。すると、身長は15mかもしれないが、同じ物質で構成されていると仮定するなら、この15mの人物は1000倍の重さ、つまり50tの重さがなくてはならない。ウルトラマンのように50mあるとして、ざっと普通の人間の30倍あるとするならば、30の3乗で27000倍、1350tの体重ということになる。と、彼らに必要な筋力というか、力、骨の強さとかもすべて27000倍なければならないことになる。強度が27000倍で30倍の伸縮性のある物質ってなんだろう?

 

たとえば彼らがジャンプして敵を蹴るとする。すると、ジャンプするところまでは力強く何らかの仕組みでジャンプしたとしても、その後の落下は引力で落下するはずだ。すると、みなさんは何か大きなものが落ちる場合にその大きさに比べると実にゆっくり落ちているように見えるでしょう?そういう観点でCGを見ると、まだ速すぎるのではないかと思う。多分、それより遅くすると、戦いの映像としては成り立たなくなってしまうのだろう。彼らが倒れる速度というのは、クジラやイトマキエイ(マンタ)が、ジャンプしてひっくり返る速度よりはるかに遅くなければならないのだ。

 

そう、特撮のときはコンビナートが爆発するというと、コンビナートの模型を作って、火薬を使って実際に炎上させたりしている。ロボットが海に転べば、水しぶきがあがるが、それは模型を実際に水に落として撮影されていた。だが、そこで見ているほうとしては、その絶対的な大きさがわかってしまう。それは色々な物理現象が、密度や強度などに左右される大きさがあるからだ。では、CGでその大きさが再現されているか?多分必ず小さめに作ってあると思う。そういう速度で動いたら、映像が楽しめる速度にならないからだ。

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物には絶対的な大きさがあると思うのだ。

人というのは、これぐらいのサイズだ。一定以上大きければ、骨も筋肉も体温の調節も、何もかも違う条件が必要になる。

水滴は必ず一定の大きさだ。小さなものが落ちても、大きなものが落ちても、そこで上がる水滴の大きさが3mにも10mにも大きくなったりはしない。

だが、私が知っている限り、そういうことは学問の体系の中に入っていないんじゃないか。細かく、各論に入ったり、実際の現場の仕事、たとえば大工さんだとかだと、常識的大きさというものは必ず理解しないといけないことだ。だけど、体系としてはないのではないか。

 

占星術の場合だと、多分一つの象意があてはめられる単位というものを考えないといけないと思う。土星というものをかぼちゃと考えるのか農地と考えるのかおじいさんと考えるのか、いろいろだが、とにかくその適合できる一つ一つのものはそれぞれの大きさを持った単位だと思う。多分科学はそういう考え方をしてこなかった。原子は闇雲に小さければいいと思ってきたのだと思う。

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