ぴっちの星羅、アララ、みかるの歌のパートを担当しているステファニア・フーギアさん、声が可愛いんだわ。それで、時々ディズニーのミクリ・プリンキサ・ソフィアというのの歌がYoutubeなんかでリンクが表示される。
この歌はμια πριγκίπισσα πως θα γίνω (どうして私がプリンセスになれるというの?)というような内容で、主人公は望まずに王女さんの地位についちゃったらしいと思っていたのだが、これはディズニーが作った3Dアニメのテレビドラマで、テレビ東京系で日本でも「小さなプリンセス ソフィア」というタイトルで放映されているらしい。お母さんがロイヤルファミリーに見初められて再婚して、突然王女様になってしまった普通の女の子、という設定らしい。
またこの歌は、
英語:I’m not ready to be a Princess
日本語:プリンセスなんてむりよ
というタイトルで、それぞれの歌手なり声優の人なりが歌っている。
聞いているうちに、これはどうだろう?と思うことが出てきた。
ギリシャ語の歌詞ではΣοφία – όνομα βαρετό (ソフィア - オノマ ヴァレト)「ソフィア・・・退屈な名前」という歌詞が出てくる。そんな王族にふさわしいような立派な名前ではないということなのだろうが、英語の歌詞はもっとダイレクトで
Sofia – not a noble name (ソフィア・・・高貴な名前じゃない)
と言ってしまっている。
そうなの!?
不思議に思って、いろいろ調べてみた。スペインの王室にソフィア姫がおいでになる。イギリスの王族にもソフィーさんがおいでになる。ソフィア、ソフィーという王族の名前は世界的に見て珍しい名前じゃないじゃないか。
ということは、多分ソフィーではなくて、ソフィアだということが、アメリカ人には曲者だったのか。つまり、英国系の名前ではなくて、イタリアなどの名前なのだということが「高貴な名前じゃない」ということなのかもしれない。イタリア人と言えば、アメリカでは貧しい移民だという印象がある。マフィアとかコロンボとか、社会のてっぺんにいる人じゃないかもね。
恐らくそういう差別的な印象を避けるためなのだろう、日本語では「私は・・・普通の女の子」と少し字余りの訳が当たっているようだ。
ちなみに、今現在は、ソフィアはアメリカでも非常に人気がある名前の一つになっているらしい。このアニメが功を奏したのか。