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太鼓腹のタラス

太鼓腹のタラス、わかる人はわかると思うが、トルストイの民話「イワンの馬鹿」に出てくるイワンの兄の一人である。

イワンには2人の兄、軍人のセミョーンと商人のタラスがいる。セミョーンは軍人として立身出世し、太鼓腹のタラスは商人として成功してしこたま金を儲けた。馬鹿のイワンは家に残っておしのマラーニャと農業を続けていた。悪魔とその弟子は、この三人がケンカもせずにやっているのがどうにも気に食わなくて、三人を落ちぶれさせる計画を立てた。結局愚直に畑をしているイワンが悪魔に勝ってしまって兄等も養い通してしまうという話だ。

さて、その悪魔の親分が王様となったタラスと対決した場面である。彼は上品な身なりでタラスの国に押しかけると、有り余る金を使って、すべての商品、すべての労働に対価を払うという方策をとった。人々は悪魔のために家を建て食料を用意し、十分な報酬を受け取っては税金をタラスのところにもっていった。

タラスは最初よろこんでいたが、タラスが宮殿を立てようとすると、職人はみな悪魔の頭のところにいっていていないという。材料はすべて悪魔の家のために使われている。タラスが値を釣り上げても悪魔はさらに値を釣り上げるので、タラスのところには何も来なくなってしまった。しまいには、タラスは食うことにも困るようになった。お城の金蔵にはワンサカ金があるのに。

 

今の経済政策を見ていて、太鼓腹のタラスのことを思い出した。

新型コロナウイルスCOVID-19感染防止のために、人々が旅行に行かない。飲食店に行かない。コンサートも演劇も講演もできない。

そこで経済政策として、人々に支援を行います、お金や商品券を配ります、というわけだ。

それでお金があっても、スーパーにマスクもトイレットペーパーもない。日本ではそうでもないが、アメリカやヨーロッパでは人々が食料品を買い占めてお店の棚に食糧がない。
レストランに行くわけにもいかない・・・感染する。あるいは感染を恐れて開いていない。あるいは店を閉めているうちに回らなくなって倒産してしまった。家を建てようにもそれもできない・・・部品を中国で作っている。トイレやキッチンの部品はほとんどが中国製だ。

家には政府から支給された金や商品券がある・・・誰も使わない。使えない。そんな感じになってしまうんじゃないだろうか。
「皆さん、旅行券をお配りします。でも旅行にはいかないでください!」

 

だからどうしろ、というのは、私もわからない。

だけど、やっぱり安い部品は中国で作ろうとか、大きなスーパーに商品を集中しようとか、そうしたいろいろなことが、要するにもっと金儲けするということで行われてきたということは多分そうだと思うんです。そこもタラスと一緒だと思う。

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